第6章 無限時計編
行方と・・・悲しみ・・・
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か・・・出口はこっちですか?」
「え?ええ・・・・・・・・・あの、失礼なことを聞くかもしれないけど・・・
何かあったのですか?」
「・・・・・・。」
「?」
「俺は・・・・・・生きてよかったのか・・・。」
俺は小さい声でそう言った。
「すみません・・・・・・何もお礼ができなくって・・・。」
「い、いえ・・・」
「では・・・。」
俺は一礼をして、外に出た。
「・・・・・・・・・・・・・・・。」
俺は無言のまま、歩き出す。
「・・・・・・大丈夫、かな・・・?」
カーチャは歩くコージを見て、そう言う。
シュン!!
「!」
「よお。」
「あなた達は・・・!」
カーチャの目の前に現れたのは、ドランバルトとラハールであった。
「無限時計が止めたことを一応報告しに来たんだ。」
「そうですか・・・。」
「ああ・・・ん?」
ドランバルトはカーチャが自分たちの後ろの方を何か見ているようであったのに気づき、
振り返ってみた。
「なぁ・・・!!?」
見て驚いた。コージの姿を見て。
「(生きて・・・生きていたのか!!!それじゃあ、他も!!!!)」
ドランバルトは心の中でそう思った。
ドランバルトはあの天狼島で起きた事で、
コージ達に何も出来なかったことを悔やみ続けてしまい、
7年間、自堕落な生活を送っていた。
評議院に戻るつもりは無かったが、ラハールの頼みで動くことになった。
それは、無限時計に関することであった。その時に、カーチャと出会った。
さらに、無限時計の影響から人々を守る活動をしていた。
それによって、評議院に戻ることになるのだった。
「どうかしました?」
「い、いや・・・」
ドランバルトは迷っていた。
コージを見て、ウェンディにも謝罪をするかという・・・。
「・・・?」
だが、コージの姿を見て、何やら様子がおかしかった。
覇気がないようであった。
「あの子は・・・?」
「コージ君?昨日、倒れていたのを助けたの。」
「そうか・・・。」
「ドランバルト。」
ラハールがドランバルトに声をかける。
「実は、今回のこの事件、妖精の尻尾が納めてくれたらしいが、
ゼントピアの兵の会話を偶然聞いたが、1人が行方不明だったと・・・。」
「!!」
「・・・行くか?」
ラハールの言葉に、ドランバルトは頷く。
「じゃあな。俺達はまだやることがあるから。」
「はい。」
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