第一章
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「今は、ですね」
「しばらくの間は歌わないで下さい」
医師は喜久子にこう言った。
「そうして休まれて下さい」
「わかりました」
喉は歌手である彼女の命であり歌手が喉を痛めてしまいやすいこともわかっていた、だからこそだった。
喜久子は医師の言葉に頷いた、もっと言えば頷くしかなかった。こうして暫くは休養を取ることになった。
だが休養に入るとだ、喜久子は翠に困った顔で言った。
「歌わないとなると」
「これまで毎日歌っていましたからね」
翠も困った顔で喜久子に応える。
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