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ソードアート・オンライン もう一人の主人公の物語
■■SAO編 主人公:マルバ■■
ありふれた冒険譚◆冒険の始まり
第六話 第一層ボス――IllFang the Kobold Load――
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ストでそのスキルを見たことがある――キリトのソードスキルがボスのカタナにヒット。
ボスのカタナは上空に弾き飛ばされた。キリトも反動で吹き飛ばされる。
そこに飛び込むアスナ。しかし、ボスはアスナがソードスキルを発動されるより早くノックバックから回復し、そのままスキルを放った。それを紙一重で回避するアスナは、しかし、避けきれずにマントが切り裂かれる。


アスナの髪が切り裂かれたマントの中から舞う。その美しさに、その場の全員が息を飲んだ。なにせ、キリトとマルバ以外はいまのいままでこのフードの剣士は男だと思っていたはずだ。


回避態勢のままアスナは『リニアー』を打ち込む。スキル発動直後の隙に命中し、クリティカルヒット。マルバはそれに続き『リーバー』を打ち込む……が、ボスが左に大きく跳んで躱された。軌道を修正して無理やりボスの右腕に当てる。と、ボスに突き刺さって貫通ダメージを(実際に貫通しているわけではないのだが)与えて続けていたマルバの愛剣が目に入った。とっさに抜き取ってバックステップ。

マルバの突進を避けた先にはキリト。そのまま駆け出して『ソニックリープ』をかます。突進攻撃を近距離から食らって再びノックバックするボスに、マルバが追い打ちの『パラレル・スティング』を放つ、その横から顔を出したアスナが同じ技で追撃する。
ボスが同時に大量のダメージを受けてディレイで動けない間に硬直が解けたキリトはステップで距離を詰めて止めの『バーチカル・アーク』を打ち込んだ。これで仕留められなければ硬直しているアスナとマルバ、キリトは大ダメージを受けるだろう。
ボスの肩から打ち込まれたスキルが腰に達する……が、ボスのHPはまだ数ドット残っている。ボスが獰猛に(わら)った……ように見えた。キリトもニヤリと笑い返すと、剣を鋭角に切り返す!V字の軌跡を描くスキルが発動し終わり、剣を振り上げた態勢のままキリトは硬直した。ボスのゲージが全損し……




【Congratulations!!】




ボスの身体が消滅すると同時にシステムメッセージが空中に踊り、戦いの(おわ)りを告げた。
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