第五章
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」
「そうじゃないかな、まあ僕達も怖くて実は安全な場所を選んでるから」
そうして肝試しをしているというのだ。
「大丈夫だよ」
「じゃあ俺達がすれ違ったのは」
「普通の女の人ですか」
「そうだと思うよ、絶対にね」
お兄さんは二人に笑って行った、程なくして参加者は全員ゴールに集まってお兄さん達が皆にアイスを渡して終わりとなった。
そのアイス、アイスキャンデーを舐めつつ家に帰りだ、道夫は優子に言った。
「どっちもゴール出来たしアイスも貰えて」
「よかったわね」
「ああ、今回は引き分けだな」
「どっちかがアイスを奢ることもなかったし」
「いいこと尽くしだったな」
「怖い思いしたけれどね」
それでもと話しながらだった、二人は家に帰ってそれから風呂に入り歯を磨いて寝た。一週間後にはもう肝試しの話は昔話になっていた。
暗路 完
2015・1・24
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