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魔法少女リリカルなのは 絆を奪いし神とその神に選ばれた少年
第十話 るいへの虐め
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アリサ達が記憶を取り戻してから何が変わったかと言えば……昼休みにアリサとすずかはなのは達とは離れて全と一緒に昼食を食べるようになった事だろう。
これに関してはなのは達も驚いて理由を聞こうとするのだが、アリサ達はのらりくらりと質問を躱す。
というのも、アリサとすずかは記憶を取り戻す方法を全から聞いており、なのは達も過去に全と出会い大切な時を過ごした事。そして、出来ればその時の事を全は思い出して欲しいという事。
これにはアリサ達もすぐさま了承した。というのも皆仲良しが一番だと考えたからである。
しかし、まずは彼女達に記憶との齟齬を感じてもらえなければならない。
そのためにアリサ達はどうすればいいのかと考えたが……これといった事が思い浮かばなかった為、普通に過ごすという選択肢しか取れなかった。
しかし、アリサ達は全と過ごしたい。失った記憶を思い出した為、今までの高宮への好意が全への好意に変わった為、いつもより全と過ごせるようにお昼休みには一緒に昼食を食べる事になった、という訳だ。
このお昼を一緒に過ごすという事に関して高宮は全に詰め寄るが全自身には何が何なのか分からないためこちらもはぐらかす、というより訳が分からないと言うしかない。
それでもしつこいので全としては甚だ迷惑なのだが。
そんな日々が過ぎていき……今は秋。衣替えの季節であり、制服も今日から冬服に変わる事になる。
「ふぅ……後で夏服はクリーニングに出さないとな」
『そうですね。その方がいいでしょう』
そう決めた所で、学校へと向かう。教室につき、読書する。
ここまではいつも通りだった。
しかし
「おはようっ」
「「「「……っ」」」」
るいが教室についた瞬間、教室の雰囲気が変わった。
「……?」
全は教室の異変にいち早く気づいた。
(何だ……?何か、雰囲気が変わった……?)
全は先ほどまでとまるで違う教室の雰囲気に疑問を持つ。
そして、先ほどまでと違う点を探す。
そして気づいた。るいが登校してきているのだ。
(るいが来た事が原因?でも、何で……)
そしてその事実にるいは気づいていない。
「?おはよう」
「お、おはよう……」
「……??」
るいにおはようと挨拶された女子は何だか嫌々挨拶したみたいな感じでせっせと離れていく。
るいに何かがあるのか。しかしるいにその自覚はない。
るいは訝しげながらも自身の席につく。
この異変が後に大問題になる事をこの時、全は気づかなかった。
それからというもの、次々
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