賢者の石
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ていた。
「世界で唯一賢者の石を創造した錬金術師だな」
「賢者の石ぃ? 錬金術の到達点と言われてるアレか?」
「アレだ。エリクシール(命の水)の源であり、あらゆる金属をも黄金に変える力がある。欲深な人間にとっては喉から手が出るほど欲しがりそうな代物だが、錬金術師にとっては黄金やエリクシールなどさほど重視するものではない。むしろ……(ブツブツ)……とはいえ錬金術で私が興味を持っているのはホムンクルスの方なんだが……(ブツブツ)」
なにやら小難しいことを話しながら思考に没頭し出したジークを放置して、クレスは自分の部屋に戻る。ジークのよくある悪癖なのでクレスもわざわざつき合う気は無い。
「なるほどね、賢者の石か。小悪党が狙いそうな代物だな。……まあ俺には関係無ぇ。容赦なくぶっ潰すだけだ」
クレスは敵には容赦しない。そしてクレスはハリーを手にかけようとしたあの日から、スネイプを敵と認識している。
(けどまぁ、そんな小悪党じゃあ知らねぇだろうな……奴の手がかりは)
クレスの脳裏には、一人の男がちらついていた。
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