もしも4人目がミユキさんだったら
新しい伝説が始まる
第18話
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フフフッ。」
「う〜ん、できたかな。」
「ラブお姉さんのなんか変。」
「うう〜っ。」
「千香の方が綺麗だよ。ねえ、シフォンちゃん。」
「プピーーーッ。」
「ププププププパーーーーッ、プリキューーーアーーーッ。」
「エッ。」
「なんちゃって。」
「う〜ん、違うよ、お姉ちゃん。」
「エッ。」
「プリキュアはもっとカッコいいの。」
千香はアルバムを出してきた。
「ほーーーら。」
「うわぁ〜あ、これ私。ウグググググググ。」
美希と祈里はラブの口を塞いだ。正義の掟に反するからである。
「エヘヘヘヘヘヘッ。」
「そんなのあるんだ。」
「よく撮れてる。」
「すごいね、千香ちゃん。プリキュア大好きなんだ。」
「うん。だから、プリキュアにお手紙書いたの。」
「手紙、プリキュアに。」
「ねえ、何て書いたの。」
「千香に会いに来てって。」
「あーーーっ。」
「うーーん。」
「千香ちゃん、検査のお時間ですよ。」
「あーーっ、はい。」
「プリーーッ。」
千香は、シフォンの抱えたまま車椅子に乗せられ検査室へ向かった。
病院内3階の廊下
千香の母とラブたち3人は、病室を出て廊下のベンチに千香の母だけ座った。
「エッ、千香ちゃん、明朝手術なんですか。」
「何時頃ですか。」
「8時です。」
「8時。」
「早いなあ。明日は確か土曜日。」
「学校休みで良かった。」
「エエ、とても手術を怖がっていて、それでも千香は『大好きなプリキュアに会いに来てほしい。』と、手紙に書いたんです。でも、一体どこへ送って良いのか分からなくて。」
「プリキュアが来てくれれば、励ましてくれれば。」
「ええっ。千香も手術、少しは怖くなくなると思うのです。」
「手術が怖がる理由が分かるわ。成功しても、麻酔から覚めた時が一番痛いんだよね。」
「その話は、別の患者さんから聞いてるわ。」
「だから、怖がるのね。」
「ええっ。」
病院内検査室
千香は検査を終え、シフォンを抱いたまま待機していた。
「ねえシフォンちゃん、プリキュアはやっぱり来てくれないのかなあ。」
千香は泣き始めた。
「うーーーうーーーーっ。」
「ポトン。」
「プッ、プリーーーッ。」
「ガチャッ。」
「千香ちゃん、お迎えに来ましたよ。」
「デヘーッ。.....。エッ。」
「エッ。」
「....。」
「ねえ千香ちゃん、お姉ちゃんたちとお散歩しようか。」
「エッ、ウッ。」
「もうちょっと遊ぼうよ。ねっ。」
院内中庭
「ヘェーーーッ、そうだったの。」
「そうそう。本当は内緒なんだけど、私たちプリキュアと友達
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