暁 〜小説投稿サイト〜
フレッシュ&スウィート フルーツプリキュア!
もしも4人目がミユキさんだったら
新しい伝説が始まる
第18話
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 ラビリンス総統官邸 謁見の間

 「ウェスターよ。なぜ、ここへ呼ばれたか理由は分かるか。」
 「プリキュアを倒し不幸のゲージを満タンにするためだ。」
 「バカモン。」
 「ヒィーーーッ。」
 「貴様、今まで何をやって来た。悉くの失敗、クローバーの民を喜ばせ不幸ゲージを急降下させた行為。挙句の果ては、2つの悪意が抜けてしまったではないか。」
 「そ、そんなあ。」
 ノーザが姿を現した。
 「ノーザ、見せてやれ。」
 「ハッ。ウェスター君、ご覧になるざーます。」
 「ピンッ。」
 「悪いの悪いの飛んで行け。プリキュア・ヒーリングブレアー・フレーーーーッシュ。」
 「シューーーーーッ。」
 「ウッ。」
 「ハアーーーーッ。」
 「しまった。食らってしまった。チキショー覚えてろ。」
 「これは、3週間前に見た。」
 「もう1つ、映像があるざーます。」
 「何もかも貴様の行動を知らないとでも思っているのか。次。」
 「ピンッ。」
 「悪いの悪いの飛んで行け。プリキュア・エスポワールシャワー・スウィーーーート。」
 「ピューーーーッ、ガチッ。」
 「ハアーーーーーッ。」
 「しまった。また食らってしまった。チキショー覚えてろ。」
 「ウェスターよ。もう1つ、悪意を飛ばされたらどうなるか分かるか。」
 「知らん。」
 「2度とこの姿では、いられなくなるぞ。よって、今の貴様は役立たずじゃ。幹部『少尉』の階級を更迭する。」
 「そ、そんなあ。」
 ウェスターは幹部ではなくなった。
 「更に、これまでの罪科を問う。」
 「ウェスター、このスイッチ分かるな。」
 「やめろ〜ぉ、押すな〜ぁ。」
 「時間です。」
 「ポチッ。」
 「ガクッ。」
 ウェスターは気絶した。
 「連れて行け。」
 「ハッ。」
 ウェスターは再び逮捕された上、収監された。その直後、ノーザの娘、ノーサーが姿を見せた。
 「メビウス様、ここ最近出番がありません。何卒、出動要請をお願いします。」
 「ノーザ財務相の娘、ノーサーか。相分かった。行くが良い。」
 「ハッ。」
 「気を付けて行くざーます。」
 「はい、ママ。」
 ノーサーは謁見の間から去った。そして、クローバー国にある占いの館へ向かった。

 都立徳丸高校和希がいる教室

 都立徳丸高校とは、美希の弟和希が通う高校である。
 和希のクラスの教室では、5時限目の授業の最中であった。
 「はい皆、松尾芭蕉作『奥の細道』を読み終えましたね。それでは、いくつか質問します。お答えください。」
 「まず、最初は奥の細道結びの地はどこでしょうか、都市名で一条君お答えください。」
 「一条君。」
 先生は和希君が寝ていると思っている。
 「一条君。」

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