第一物語・前半-未来会議編-
第五章 覇王の会議《3》
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言えども、大きさは全長百メートルはある。それに加え、小型と言うだけあってその機動力は戦闘艦のなかでも一番。更には黄森の小型戦闘艦には射程距離二キロ弱の主砲も一基は備え付けられている。
騎神隊はさすがに来ませんよね…。
咲は近付く戦闘艦を見て、最悪のことを考えていた。
「どうせまだ来るよ。独立宣言したから何をやらかすか分からない、今や日来は危険度マックスだからね」
「これからどうなるんでしょうか」
「教員である以上は学勢院、社交院に手を出すことは出来無いからなあ。辞めようにも決まりで教員は原則辞められない」
「大人になったら社会院に入るか、教員になるか、それとも働くかだけですもんね」
「どれを選ぶかで歩む人生も変わるからねえ。なんだかんだ言っても、こんなじじいが今更社交院入っても意味無いけどさ」
周りにいる学勢達も、同じように空を見上げていた。
大気を震わせ、音を轟かせ、威嚇のように空気が吠える。
風を切ながら、日来を監視に八艦がやって来た。
始まりはこくこくと彼らを飲み込む。
今はまだ。それをただただ彼らは感じていた。
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