試合後
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「おい、中。 お前、あんなに強かったのかよ」
ISスーツから着替えていると、後から入ってきた一夏に声をかけられた
「まぁ、お前よりはな。 これでも、ここに入ってくる前から訓練してたし」
「やっぱ、それも会社か?」
「……まぁな」
ここで、実は本気なんて出してねぇよwww なんて言えるわけもない。 まぁ、一夏にはクラス対抗戦を頑張ってもらわなきゃならん。 まぁ、乱入者で中止なんだけどね
「んじゃ、先に出る。 お前も急げよ」
「おう。 分かったよ」
先に部屋を出て、俺は教室に向かう。 クラスメイト達はもう教室の方に帰っているだろう。
「……にしても、ついに主人公のやつと戦ったんだよなぁ…」
前世では本の中だったISの世界に、こうして地に足をつけ、会話し、夢にまで見た経験をしている。
なんとも素晴らしい
「……ん?」
通路を歩いていると、物陰で背をこちらに向けて佇む女性。 間違いない、織斑先生だ
「どうかしましたか? 織斑先生」
「御堂か。 少し、お前に話があってな」
着いてこい。 そう言って俺をつれて歩き出す織斑先生
どうやら、教室に向かいながら話すらしい
「単刀直入に聞く。 お前、あの試合で手加減しただろ」
「……理由を聞いても?」
「更識から話は聞いている。 使っていた武器が少なすぎた」
「あぁ……それなら納得です」
「直接お前と更識の試合を見たわけではないが、それでもあの試合の動きを見れば本気かそうでないかくらいの見分けはつく」
「さすが、ブリュヒンデですね」
「……その呼び名は止めろ。 あまり好きではない」
少し俺の方を振り返り、軽く睨む織斑先生。 眼光が鋭いため、ちょっとビビってしまった
けど、織斑先生くらいの実力者が見ればそれくらいの判別は簡単なことなのだろう。 多分、加賀さんでも分かる
それに、一般生も俺の使っている武器が両手のビット2基のみという状況に違和感を覚える人もいるはずだ
「まぁ、織斑先生の言う通りですね。 ほとんど本気ではやってませんでしたし」
「やはりな。 理由を聞いてもいいか?」
あれか。 自分の弟が舐められたまま負けたことが気にくわないのかねぇ? さすが、ブラコン
それに、別に俺は一夏を下に見て試合をした訳ではない。 もうすぐクラス対抗戦があるのに、圧倒的な差をつけて勝利なんかして、自信なくされても困るのはこっちなのだ
あと、今日、もし本気でやっていれば、多分一
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