第六章 颶風の巫女
〜夏休み編〜第3話 ヒーロー
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ういやあの敵部隊、放置してきたけど大丈夫か?」
佐天「それならラタトスク機関が回収してくれるとか何とか言ってましたよ」
上条「なら大丈夫だな」
彼らは今日の出来事を自分の身をもって体験して分かったことがある。
全ての事件が解決するまで、絶対学園都市には戻らない、と。
大切な人をーー傷つけないために。
ーーーー
ーーー
ーー
ー
「だ、第一部隊、第二部隊、第三部隊全てやられました!」
「し、死者5名……7人が重軽傷を負っています!」
「じ、ジェームス大佐!どうしますか……?」
秘密基地でコンソールをカタカタと動かしていた部下が現状報告に汗を流せずにはいられなかった。
奇襲をかけたにも関わらずさらには失敗してしまったのだ。
ジェームス大佐はかなり怒られているだろう、と。その場にいる部下全員が確信した。
だが、
ジェームス「……これでいい」
『……え?』
部下全員の声が重なった。それぐらいジェームスから発せられた言葉は意外なるものだった。
ジェームス「奴らはこれで帰ってこない……仲間想いのあいつらならな」
『……!?』
ジェームス「あぁ、お前らには言ってなかったな。今回の目的は″あの3人を学園都市に戻さないようにしろ″だ。そう『上』から命令されたんでね」
「そ、そうなんですか……?」
ジェームス「あぁ。『上』には俺が報告しておく。お前らは今回のことをデータとしてまとめたら解散していいぞ」
そう言って、
ジェームスはその場所からゆっくりと出て行った。
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