第百五話 メタルエンパイア軍を迎撃せよ
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てその力を1つにした時の幻想的な光景を。
大輔「多分、ミッドチルダではこれから先、他の子供達にもパートナーデジモンが現れるだろう。ミッドチルダの人達が使い魔か何かだと思っている間ならまだいい。もしデジタルワールドの存在を時空管理局に知られたら時空管理局はデジタルワールドとデジモン達を管理すると言い出すかもしれない」
ティアナ「え?どうして?」
大輔「こう言っちゃあ失礼かもしれないけどな。時空管理局は良いように言えば危険物、ロストロギアを回収して平和を守る組織。けど逆を言えば、危険と判断したものは一方的に回収、管理する組織でもある。パートナーを持たない管理局の…そうだな、古株連中みたいな奴らから見れば、デジモン達…特にマグナモンやアルフォースブイドラモン、ベルゼブモンやダークマスターズのような究極体デジモンは、ロストロギアクラスの危険物と判断するだろうな。そうなったら自由に生きているデジモン達を管理し、下手をすれば危険だと言う理由で排除するかもしれない。」
ティアナ「そんな…確かにデジモンには悪い奴もいるよ?でも優しいデジモンだっているんだよ!?」
ティアナは納得出来ないように言う。
大輔「確かに悪いデジモンはダークマスターズのように全体で極一部だし、それを言えば、人間も同じだ。俺達選ばれし子供はデジタルワールドだけでなく人間達の世界を守るのも仕事だ。…だけどもし万が一、古株連中にデジタルワールドの存在が知られたら管理すると言い出すのは間違いないだろうな」
ティアナ「そんな…だからってデジモン達皆が暴走するわけない!!横暴だよ!!」
大輔「人間って言うのは基本的に自分達とは違う物は受け入れられないんだよ。特に長い時間を生きてきた大人は特に。お前の言うことは正しいよ。でもな、それは俺達がデジモンに長い時間触れ合ってきたから言えることなんだ。人間からしてみればいつデジモン達が牙を剥いてくるかと不安になっても仕方がないんだよ。幼年期か成長期ならまだいい。だけど成熟期や完全体は人間にとって脅威以外の何でもない。…寧ろもしそうなっても人間の反応は至ってまともだと思うぜ?」
大輔はそう言うとコーヒーを一気に飲み干した。
コーヒーの香ばしい香りに大輔の口が綻んだ。
大輔「デジモン達は限りなく人間に近い。こうして人間の食い物も食えるし飲み物も飲める。それを戦う力に変えたり、味だって人間と同じように味わえる。ダルクモンのように人間に近いデジモンもいる…繰り返すけど、人間に…特に大人にとって怖いんだよデジモンは、俺達選ばれし子供は現実世界とデジタルワールドを守るためにここにいるんだ…我慢しろよティアナ。どんなに辛くても耐えることも必要だぜ。それにこれは万が一の話だ。」
大輔はティアナの頭にポンと手を置く。
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