第六章 颶風の巫女
〜夏休み編〜第2話 奇襲
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いじゃんよ」
スキルアウトのしつけ、暴走運転者の取り締まりなどなど、今日に限って何か忙しい気がする、と黄泉川はため息をついた。
黄泉川「……」
けど、
それ以上に忙しくなるような気がする。
だって、
目の前に武装した輩が地上にゆっくりと降り立ったのだから。
黄泉川「誰じゃんよ。マシンガンに拳銃……あとその剣?みたいなものも持ってるのか。どっちにしろ、ちょっとばかり取り締まりさせてもらうじゃんよ」
分かってはいる。こんな言葉を聞いてもらえないぐらい。
これは、ただの時間稼ぎだ。
応援を待つ。これしか今の彼女にはできない。
けどーー
「……貴方が、黄泉川愛穂ですね?」
黄泉川「……だったらどうするじゃんよ」
「……一方通行の守るべき人材と判断しました。これより、実行します」
黄泉川「……ッ!?」
その直後、マシンガンが乱発する音が聞こえた。
ーーーー
ーーー
ーー
ー
白井「ふう……今日も楽勝でしたの」
初春『お疲れ様です、白井さん』
御坂「いや〜流石ね、黒子」
白井「もちろんですわ。この程度の連中、私一人で十分ですの」
路地裏でスキルアウトが暴れていたのを拘束し、その帰りのことであった。
突然、現れたのは。
白井「……何者ですの?」
上空から突如、武装した輩が現れたと思うと、そいつらはこちらに向かってこう言った。
「……貴方が白井黒子ですね?」
白井「……そうですの」
「では、あんたは御坂美琴か……」
御坂「……何者よ、あんたら」
白井は太ももに携えている金属矢を手に持ち、御坂は前髪から既に青白い電流が迸っている。
「……佐天涙子の守るべき人材と判断しました。これより、実行します」
『……!?』
初春『白井さん!?御坂さん!?』
初春の心配の声も虚しく、戦闘が始まった。
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