第百四話 傲慢の正義
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はああ!!?]
台詞を言った直後、スラッシュエンジェモンの腹に凄まじい衝撃が襲う。
ベルゼブモンの膝がスラッシュエンジェモンの腹に減り込んでいた。
ベルゼブモン[どうした?お前に勝てるわけがないんじゃないのか?]
スラッシュエンジェモン[な、何だと…こ、この結界は私の力を大幅に増大させ、闇の存在を大きく弱体化するはずなのに…]
ベルゼブモン[成る程な、通りでおかしいと思った。キメラモンカオスより遥かに弱いお前の動きに俺がついていけなかった理由がな。だが、それもこうして進化されたらおしまいだな]
スラッシュエンジェモン[調子に乗るな…!!]
激しい攻防戦をベルゼブモンは楽しんでいるようだった。
終始余裕のまま、時折挑発までも混ぜ、スラッシュエンジェモンを相手にする。
此処まで力の差があれば結界など関係ない。
地に叩き落とされて背を踏みつけられたことで、呻き声を上げるスラッシュエンジェモンを足蹴にし、ベルゼブモンはニヤリと笑う。
ベルゼブモン[いいザマだな、スラッシュエンジェモン。お前達の自己中な正義に殺された連中の気持ちが少しは分かっただろう?]
スラッシュエンジェモン[だ、黙れ…下賎な存在の分際で…]
ベルゼブモン[救いようのない奴とは正にお前のようなのを指すんだろうな。]
ベルゼブモンの足が地面に、正確にはスラッシュエンジェモンの背に向かって踏み込む。
スラッシュエンジェモンの背はベルゼブモンの足の形のまま押し窪み、鈍い音を立てて潰れた。
スラッシュエンジェモンは粒子化し、デジタマと化したが、ベルゼブモンはデジタマを足で踏む。
ベルゼブモン[ピノッキモンを殺し、現実世界に侵攻しようとしたお前に転生する資格はない]
グシャッと音を立ててデジタマを破壊した。
スラッシュエンジェモンは転生することも出来ずに消滅したのだ。
スラッシュエンジェモンが死んだことで結界が消えたために、大輔達が来る。
ティアナ[ピノッキモンは!!?]
賢『ピノッキモンはデジタマとなった。スラッシュエンジェモンに殺された。』
大輔「そんな…いきなり天使型デジモンが襲い掛かってきてまさかと思ったら…くそ…」
はやて「ベルゼブモン…ウィルス種、魔王型…究極体…七大魔王の一柱。七大罪の暴食を司る。ナイトメアソルジャーズの頂点に立てるほどの実力を持ちながら、群れることを嫌う孤高の魔王。冷酷無比な戦闘狂だが、高いプライドを持ち、弱者を虐げることは好まない。愛用の二丁拳銃ベレンヘーナはオリンポス十二神の一柱である鍛冶神ウルカヌスモンが彼に惚れ込み作り上げたものである。必殺技は二丁拳銃“ベレンヘーナ”の高速連射によって敵を蜂の巣にする“ダブルインパクト”…。」
ギンガ「許せない…許せない
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