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デート・ア・ライブ 〜転生者の英霊兼精霊が行く〜【リメイク】【更新停止】
『01.始まりの朝』
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…去年も何故か五河士道と同じクラスだったし。何かで因果を操作されてるんじゃないだろうか…?
現実逃避をしていると一年の頃から聞き慣れた予鈴が鳴った。誰もが席に座り、誰もが話をしないので暇つぶしに頬杖を着いて
瞼
(
まぶた
)
を閉じる。
前世
(
むかし
)
から暇な時はこの姿勢で過ごしていた。しばらくその体制のままでいると、教室の扉がガラガラと開く音、辺りから「タマちゃんだ…」「マジで、やったー」との渾名や好意的な声音からして社会科担当の
岡峰
(
おかみね
)
珠恵
(
たまえ
)
教諭
(
きょうゆ
)
・通称タマちゃんだと思う。
目を開けてタマちゃんを見れば、
贔屓目
(
ひいきめ
)
に見ても生徒と同年代くらいしか見えない童顔と小柄な
体?
(
たいく
)
、それにその、のんびりとした性格で生徒から絶大な人気を誇る先生である……しかし、独身なのを気にしている先生でもあることをボクは知っていた。
それから、およそ3時間後に始業式が終了し、やっと解放された。
「……疲れたぁ…早く帰ろっと…」
昼前に学校が終わるなんてテスト期間以外ではそうそうない。ボク以外にも昼飯をどこに食べに行くかを相談しているし。欠伸を堪えながらカバンを肩に担ぐようにして教室を出る。べ、別に友達がいないわけじゃ無いんだからねっ!今日休みだっただけなんだからっ! ………誰に向けてツンデレしているんだろうか…早く家に帰って寝ようっと…。
ボンヤリとしていたからボクは忘れていた。記憶の片隅に始業式のあるこの日、原作では何が起こったのかを……。
☆☆☆☆☆
そのことを思い出したのは視界に映る見慣れた町並みの空間に
漣
(
さざなみ
)
が生じたこの瞬間だった。その現象は焦燥を感じてつつ避難している間にも空間が歪むほどの大きさになりーーー。ボクは背後からもわかる光源を視認した瞬間。
「【
霊装
(
ディザスター
)
・
十三番
(
ノクターン
)
】!【
正体不明
(
ファントムベール
)
】!!」
空間震の影響下にある間のみ霊装召喚し、特典の権能を発動した。霊装自体の格好は非常に大胆な作りである、Fate/EXTRAの赤セイバーのドレスを
深紅
(
ワインレッド
)
で色違いにしたドレスに黒色のバイザーをつけたような姿だ。
【
正体不明
(
ファントムベール
)
】と呼ばれるバイザーは文字通り、発動者を知覚できる全ての人物、物質、人外からも隠蔽できる権能である。
精霊が現界する際の余波である空間震が消えると同時に、ボクはこの場から離れた。理由? そんなの面倒の一言だし、十香は士道の初陣の相手だからちょっかいをかけたくはない。と言うことだ。まあ、関わるとすればASTの誰かが死にそうになった時…つまり、士道が死んだと十香が誤解して暴走した時だ。それまで関わる気はないからね。
そしてボクは
精霊
(
とうか
)
と士道が対話しているのを横目にその場か
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