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タケミカズチ、抜錨します。
万能潜水艦ノーチラス、本日より○○○鎮守府に着任します!
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様になったのは1880年代に入ってからで、船体の一部が破損していたこともあって宇宙船としての機能が失われていたみたいですね。
ですが、それでもその船体は宇宙空間での航宙を可能とする頑強な装甲でできています。故に1880年代に僅かに生き残っていた古代アトランティス人の末裔と地球人類が当時の技術で潜水艦として修復し、その結果誕生したのが彼女という訳です」
「………その、なんだ。古代アトランティス人が宇宙人だったという事実にも驚いたが、それ以上にタケミカズチ――君が彼女のことについてそこまで知っているという事実に私は驚いている」
「私もです。タケミカズチさんはなんで私や古代アトランティス人についてそんなに詳しいんですか?」
「それは………」
「「それは?」」
「女の秘密です」


私がそう告げると、提督は座っている椅子からずり落ちそうになり、私の隣にいたノーチラスはギャグ漫画の様にずっこけそうになりました。

あと、提督机のすぐ横にある秘書艦机では、長門秘書艦が頭を机に打ち付けています。っていうか、長門秘書艦いたんですね。


「おい。今、失礼なことを考えなかったか?」
「何のことですか?私には長門秘書艦の言っている意味が分かりません」


………このビッグ7、ニュータイプやスーパーコーディネーターとでも言いたいんでしょうか?考えていることを察知しないでほしいです。そういうのは次元覇王流の専売特許なんですから。


「まぁ、いい。そんなことより、タケミカズチ。その秘密というのはどうしても話せないのか」
「女性の秘密を暴こうなんて無粋にも程がありますよ、長門秘書艦。それに秘密は女性の魅力を引き立てるんです」
「茶化す様な誤魔化し方は止めろ。………私を含めた艦娘だけでなく、提督にも言えないのか?」
「そうですね。簡潔に述べるなら、この世界で生を受けた際の恩恵と言ったものかもしれませんね。存在そのものが一般的に知られていない、私自身会ったことも無い艦船の情報が何故か私の頭の中にあるんですよ。
その艦船がこの世界に艦娘や深海棲艦として存在しているか、また今後出現しうるのかは分かりませんし、与えられた情報量そのものが多過ぎて、直接出会うまでは思い出すこともできませんけど」


って、こんな明らかに嘘って分かる話を信じる訳ないか。そんなことを考えていると、長門さんと話してる間ずっと黙っていた提督が口を開いた。


「………そうか。よく話してくれたな、タケミカズチ」
「…………え?今の話、信じちゃうんですか?」
「ん?嘘なのか?」
「いえ、嘘ではありませんが……」


すみません、提督。超嘘です。というか、こんな与太話を信じるなんて提督は人が良過ぎます。まぁ、人間から艦娘に転生したって話よりまだマシな与太
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