暁 〜小説投稿サイト〜
リリカルアドベンチャーGT〜奇跡と優しさの軌跡〜
第百三話 記憶喪失の人形
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い。
ピノッキモンは特別製の錘を付けて走っていた。
その状態でパートナーデジモン達と鬼ごっこをしていた。

ピノッキモン[捕まえたーーーっ!!!!]

エア[やべ!!アーマー進化!轟く友情!ライドラモン!!]

ピノッキモン[ああ!!四足歩行のデジモンなんて卑怯だよ!!]

ライドラモンエア[勝負に汚いもクソもないのだ!!]

キャロ「大人げない…」

げんなりするキャロと大人げないライドラモンエア。

大輔「それにしても大分弱虫を克服出来たな。このままいけば更正出来そうだな」

ピノッキモンは暗黒の力でああなっていた訳だし、これならもう大丈夫かもしれないと思った。
もうしばらくすれば、ピノッキモンに頼んで森のエリアの解放を。

ホーリーエンジェモン[見つけたぞピノッキモン!!]

全員【は?】

空気の読めない馬鹿が降臨した。

賢「何だお前は?」

ホーリーエンジェモン[我が名はホーリーエンジェモン。三大天使、セラフィモン様からの命により、ダークマスターズの討伐に来た!!]

フェイト「今更?今まで私達が戦っていた時も来なかったのに。」

ルカ「というより少し待ってもらえませんか?もう少しで平和的な解決が出来るんですから」

ホーリーエンジェモン[無理だ。所詮ピノッキモンは闇の存在、闇はあってはならない]

スバル「何…それ…?」

闇だからという理由で今のピノッキモンの人格すら否定するホーリーエンジェモンの傲慢さにムッとなる。

ホーリーエンジェモン[そこの二人からも闇の力を感じる。そこの紛い物とフォービドゥンデータの塊からも。]

クロアグモン[何だと?]

ダスクモン[……]

不快そうにホーリーエンジェモンを見つめるクロアグモンとダスクモン。

ホーリーエンジェモン[闇の存在は排除する!!全ては正義のために!!]

一輝「正義ねえ、ただの自己満足じゃねえか。」

大輔「ピノッキモン、あいつをぶっ飛ばせ」

ピノッキモン[ええ!!?]

はやて「大丈夫や。あんた究極体やし、相手は完全体や。簡単に捻り潰せるはずや」

ブイモン[頑張れピノッキモン。あんな自己中の奴なんか捻り潰してやれ]

ピノッキモン[う、うん…]

ビクビクとしながらハンマーを構えて前に出るピノッキモン。

ホーリーエンジェモン[まさか選ばれし子供達が悪を擁護するとはな。お前達を生かしておくわけにはいかない。ピノッキモン共々排除する!!]

ピノッキモン[わわっ!!?]

慌ててホーリーエンジェモンの攻撃を回避するピノッキモン。

ブイモン[落ち着け!!落ち着いてやれば見切れない動きなんかじゃない!!]

チビモン[パワーもスピードもピノ
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