Life11 聖書の子らの新たなる道 −赤VS白− −不敗VS逆転劇−
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それらを纏まると、自分と言う貴重な存在に兵藤一誠と言う平凡過ぎて面白みも無い存在を殺す事で、彼らの人生を貴重なモノとするとの事だ。
正しくガキの駄々にも等しい設定だ。
善か悪かは別として、意外とセンスが無いようだ。
無論その事に激昂する一誠。
「テメェなんかに、俺の両親を殺されてたまるかよぉおお!」
『WelshDragonOverBooster!!!』
アザゼルからもらい受けた腕輪を犠牲にして、掛け声とともに『赤龍帝の鎧』に一時的に至った一誠。
それを如何にも楽しそうに眺めながら言葉を紡ぐも、最終的には挑発するヴァ―リ。
勿論それに応じる一誠。
捨て身で殴り掛かるもあっさり躱され、アスカロンで斬りかかるも矢張り躱される。
それはそうだろう。つい1月か2月前まで、一般人だったのだ。悪魔に転生して基礎力が上がりその後も鍛え続けて入るだろうが、まだまだ何もかも足らない才能も無い上、攻撃防御共に素人に毛が生えた程度なのだから。
現時点では、裏の世界を知らずとも柔道か合気道の達人とでも戦えば、あっさり負けるだろう。
ドンッ!
「ガハッ!?」
あまりにも素早いヴァ―リは、アザゼルの光の槍もあっさり避けつつ一誠の懐に入り込み胸に重い一撃を加えた。
鎧には罅が入り、当の一誠は既に足が嗤っている状態に追い込まれていた。
それをヴァ―リは嘲笑う。更には・・・。
『Divide』
一瞬にして、一誠の体から力が抜けていく。
『Boost』
しかし、一瞬で力を元に戻す。
何故この現象を受けるか、ドライグから説明を受ける一誠。
しかし、説明中でも敵は待ってくれない。
「ほらほらほら!」
遊ぶように一誠に向けて撃ち出してくる魔力弾。
避けること敵わず当たると思いきや、その魔力弾が明後日の方向から来た何かに相殺されるかのように打ち消されていく。
そして、“それ”はヴァ―リの背後にも来ていた。そこから着弾する直前に爆発する。
「ぐっ!?これは・・・・・・!」
自身への攻撃に使われた力には覚えが有ったので直にそちらへ向くと、犯人は幻想殺し―――藤村士郎だった。
なんと、不気味なほどに笑い続けながら攻撃を受けるたびに、次第に体が変貌していく巨漢と戦闘中にもかかわらず、此方に“何か”を投擲したようだ。
「フハハハ!私を前にして他にも手を出すとは、素晴らしい傲慢だ!それでこそ屠り甲斐が有る!」前も俺が相手をしてやるからトットト来い!」
しかし士郎は、
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