Life11 聖書の子らの新たなる道 −赤VS白− −不敗VS逆転劇−
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します!」
大声で、職員会議室に残っているサーゼクスに呼びかける士郎。
「うん!断るよ」
「へ?」
しかし、笑顔で断るサーゼクスに間抜けな声を漏らす士郎。
「士郎、君は“不敗”なのだろう!?メフィスト・フェレス殿経由で君主の1人であり君の友人でもある“彼”から聞いたよ!?」
「そ、そうですか!・・・」
大声で話しながら戦闘を継続する士郎。
何故なら、ゴーレムの軍勢に着弾したはずの巨漢が士郎に近づいてきたからだ。
先程から無銘の剣を投影しつつ、投擲してから壊れる幻想をして、会話するための時間を稼いでいる。
当のバーサーカーは何が楽しいやら、大声で笑いながら進んで来ていた。
「圧政者に近づけば近づくほどに、走狗どもがより強大化していく。つまりは、傲慢を押し潰すところまで目前と言う事に他ならぬ!フハハハハ!それでこそ、屠り切った後の凱歌はさぞ叫び甲斐が有るであろう!!さあ、圧政者の走狗共!出来るモノなら、嬲るなり蹂躙してみるがいい!!」
攻撃を受けて体のあちこちに傷が付いても、お構いなしに前進し続けるバーサーカー。
恐らく痛覚など感じていないだろうと思われる。
そして、士郎とサーゼクスの会話に戻る。
「故に死ぬことは勿論、一度たりとも敗ける事など赦しはしないよ、士郎!」
「ふー、わかりました!それでは、期待の応えるとしま「あー、それと!」はい!?」
「アレについては如何いう事かな!」
士郎に聞こえるように大声で質問するサーゼクス。
しかし、ちょっと笑顔が黒い。
「アレとはなんでしょう!」
「“彼”の事でいろいろ聞いているよ!なんでも、“彼”に対しては『ため口に呼び捨て』らしいじゃないか」
「それが何でしょ・・・・・・はっ!」
サーゼクスの黒い笑みと、先にサーゼクス自身が口にした言葉の『ため口に呼び捨て』と言う言葉で、事の次第に思いついてしまった士郎。
「如何いう事かな!し・ろ・う!“彼”もそれなりに君と歳も離れているし、何より君主の称号を持っているよね!なのに何故“彼”には『ため口に呼び捨て』なのかな!プライベート時の事で、僕がいくら頼んでも君は『さん付けで敬語』だったのに!」
語尾が強調されているのは、決して大声で話しているだからだけでは無い。
「・・・・・・・・・・・・・・・今は『公』で戦闘中なのですが・・・」
「うん!だから乗り切った後ちゃんと日にちを取るから、きっちり説明を聞くとするよ!」
どこまでも黒い笑みでそんな事を言うサーゼクスに、背中に幾らか嫌な汗をかきながら溜息を吐きつつ前を向く士郎。
そこには、3メー
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