暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico13欠片を集めて全容を描く
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るってことはあらへんはず。

「関係者への聴取中に何度か接近した。その時は逃げなかった。が、その子たちに目を向けたうえで近付くと逃げられた。話を聞かれるのが嫌だという表れだ。それに、人は不安な時、体の一部を触るという。他に、リーダー格っぽい子が背中を丸めて腕を組んでいた。これも不安に陥っている仕草なんだ」

「へえ〜。査察官研修で教わったの?」

「いや、そういう経験も歴代セインテストとしての能力の1つさ。心理学でね、研修では重宝しているよ」

そうゆうわけで、その女の子3人についてシスターに訊いてみることにした。そんで初等部1年から念のための3年までの生徒名簿と画像を見せてもらうことになって、「この3人だ」ルシル君の記憶力の良さもあってすぐに見つけ出すことが出来た。

「アルマちゃんとベリトちゃんとドロテアちゃんやね」

登校時から放課後までいつも3人で行動してる初等部2年の仲良し3人組とのこと。シスター・プラダマンテが「この生徒たちが、食料庫荒らしの関係者と?」信じられへんって風にルシル君を見た。ルシル君は「それを確かめるために、この3人と話をさせてほしいのですが」って答えた。

「ですけど・・・」

「出来るだけ早いうちに解決しないと、大変な事態になるかもしれません」

渋るシスター・シャッハと、解決を急ぎたいって言うルシル君。リインが「どうしてです?」って真っ先に訊いた。

「月一回の荒らし。初期は注意しなければならない程に少ない被害。日が経つにつれて目に見えて派手な荒らしになってきた。そして今回。これまでとは比べられない程の荒らしとなった」

「そういうことか・・・!」

「アインス?」

「この子らはペットのことを制御できなくなっているんです、主はやて。管理下から離れた獣は・・・危険です」

「にゃるほど。最初は言うことを聴いていたから小さな被害だったけど、だんだん手が付けられなくなって大きな被害へ。そして今日の暴走っぽい荒らしってわけかぁ〜」

重い沈黙が降りる。そんで「この3人をここ応接室へ呼びます」シスター・プラダマンテが、アルマちゃんとベリトちゃんとドロテアちゃんに直接連絡を入れて応接室に呼び出した。その時の3人の返答の声は震えてた。待つこと数分、「失礼します」3人がやって来た。わたしらはそれぞれ自己紹介して、わたしらの対面のソファに座らせる。

「それじゃあ、ちょっとお話を聴かせてもらってもええかな? 大丈夫。シスターも学院長も被害届は出さへんってことやから、正直に全部話してもらえると助かります」

出来るだけ優しく語りかける。食料庫荒らしの一件については、3人への厳重注意で済ます、ってことを待ってる時間に学院長とシスターがきめたことや。そやからわたしらはペットの捕獲に
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