暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico13欠片を集めて全容を描く
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に、「学院長に伺ってみます。少し待ってください」シスター・プラダマンテがわたしらに背を向けるとどこかに通信を繋げた。そんで「みなさん。よろしくお願いします」捜査の許可が下りたようや。そうゆうわけで早速調査を開始や。

「――それにしても酷いですね。手当たり次第に食い散らかしたという感じです」

「そうやね〜。足の踏み場もない」

「メチャクチャです〜」

食料庫は教室6部屋分の広さはあるけど、車椅子やと動けへんから騎士服に変身。そんでルシル君とアインスとリイン、シャルちゃんらと一緒に捜査。セレちゃんとエオスちゃん、トリシュちゃんは一般生徒の括りになってしもうて外で待機や。

「やっぱりおかしいことばかりだな」

「おーい。関係者への事情聴取を終えて来たよ〜」

ルシル君とシャルちゃんには外で関係者に話しの聴き込みを担当してもろてたんやけど・・・。ルシル君の唸るようなその言葉に「なんかあったん?」そう訊いてみる。

「ああ。聴取の結果、野生動物が犯人だろう、という話ばかりだったんだが。どう考えてもおかしいだろ?」

「決まって月一回の荒らし。野生動物が律儀に守るわけがないよ。それに・・・」

「野生の勘であればトラップくらいはクリア出来るだろうが、監視カメラに映らないのは妙だ」

「というわけで、学院関係者に被疑者が居る、とわたしとルシルは結論付けた」

ルシル君とシャルちゃんからそう報告を受けた。聴取内容を箇条書きで記されたデータをモニターで観る。わたしも「そうやね。魔法を使ってのトラップとカメラを解除できる野生動物なんておかしいわ」そう判断した。

「となるとペットでしょうか。荒らされた食材は何かしらの動物の歯型が付けられています」

「そうですね〜。ヨダレでベトベトしてますし、飼い主さんがトラップやカメラを解除しているということですかね〜」

「そやったらその線で捜査やな」

食料庫荒らしの真実は、学院関係者の誰かがペットを連れ込んで、食料庫の食材を餌として与えてる、と。すると結構大きな動物やなぁ。食い散らかされてた食材を見たけど、牙で突き立てられてるものもあった。たぶん大人のライオンとかよりもうちょい大きい感じや。

「それでなんだが、少々気になる生徒が3人居たんだが・・・」

実地検証をこれくらいにして関係者にもう1度事情聴取を行う段階に移ろうとした時、「え、そうなの? だったら確保くらいしなよ」

「そうは言っても近寄る前に逃げられたというか。それに体格からして初等部1年で、女子だったから、乱暴な真似は出来なかった」

そう言うてルシル君は肩を竦めた。それはともかくとして「なんで、その子らが怪しいって思うたん?」訊いてみる。逃げられた、だけならこの一件に確実に関わってく
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