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インフィニット・ストラトス 乱れ撃つ者
模擬戦
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開始早々、会長さんの持つ蒼流旋からガトリングが射出された


だが、なんてことはなく、俺はこれを機体を反らして簡単に避ける。 これなら、加賀さんのビームマシンガンの方がよっぽど凄い


だが、避けることは分かっていたのだろう。 直ぐに撃つのを止めた会長さんは蒼流旋を構え、こちらに向かって突っ込んできた。 距離を詰めて接近戦にするつもりか!


「させるかよ!」


俺は手に持った2丁のピストルビットで牽制するが、容易く避けられてしまう。 敵はもう目の前



「はぁっ!!」


「くそっ!」


ランスの突きを何とか避け、その空いた背中に一発放つ。 だが、予想通りだったのか、まるで後ろに目でもついているかのような動きでこれを避けた


この人、ほんとに人間かよ!!


そう文句を言いたいが、いっている暇はない。 反転してきた会長さんが続けてランスを向けてくる


「なろぉ!」


ピストルビットの下部に取り付けられたブレードでそれを受け止めると、そのまま数秒力と力の鍔迫り合いになる形で会長さんとにらみ会う


「そんなに見つめても、お姉さんは手加減しないわよ?」


「余裕ってわけかよ……!」


もちろん、こっちは必死だ。 だが、こうして嘗められたままというのも不本意である。 織斑とか他の同学年の奴と当たるときに御披露目といきたかったが、今このアリーナにはそいつらはいない。



……出すなら今か


「あんまし、余裕ぶらない方がいいぞ……!」



「あら、敬語は止めたの? 」


ケロッとした声で返されたのは癪に触るが、まあいい。
絶対後悔させてやる!!


ブレードの一つを向けて、近距離から一発。 避けるために一瞬離れたところを見逃さず、直ぐに会長から距離をとった



サバーニャは中・遠距離型の機体だ。 その真価は敵と離れている状況で発揮される。 決して、近距離戦闘の機体ではないのだ



「さぁ! 早速……」


始めようかと言いたかったが、俺はある違和感に気づいた。


霧が出ているのだ


こんなアリーナの中で当然霧が発生するとは考えにくい

だが俺はこれを知っている。 これはあのヤバイやつだ


「ま、間に合え!」


その瞬間、アリーナ内が爆発した










清き熱情(クリア・パッション)

アクア・クリスタルから構成された水を気体として操り、水蒸気爆発を起こす技である


普通なら、その威力や熱によって無事ではすまないのだ


そう、普通なら



「……へぇ、変わってるね君。 あれに耐える
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