模擬戦
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一瞬の隙をついてビットのなかを潜り抜けてきた会長はランスを俺に向かって突き出した
防御を捨てた最大の一撃。 俺はホルスタービットを前面、会長の進路に構え、全力でGNフィールドを展開する
つもりだった
「それも、避ける!!」
目の前に現れたTRANS-AMの文字。 ホルスタービットであれを受ければ、間違いなく爆発は起きる。 何より、俺は無事でも会長が大怪我だ。 理不尽な人とはいえ、美少女の肌に傷をつけることは俺の本意ではない
なんせ、俺の目的は物語を近くで見るため。 こんなところで怪我なんかされたら、たまったもんじゃない
「トランザムッ!!」
サバーニャが赤く輝き始める。 機体の各部分に取り付けられたコンデンサーの高濃度のGN粒子が全面開放されたのだ。
赤い彗星のごとく、今の俺の機体は通常の3倍以上のスペックを持った
会長の顔はまたもや驚愕の表情だったが、すでに攻撃をやめることができない。 そんな中、俺はランスをかわし、圧倒的なスピードで上空へ
「乱れ撃つぜぇ!!!」
ホルスタービットとピストルビットを合わせて展開しサバーニャお得意の一斉射撃。 防御のできなかった会長の機体は絶対防御が発動し、そのシールドエネルギーを大幅に削る
直後、試合終了のブザーが鳴り響いた
……なんか、やっちまった感がすげぇのだが、気のせいだと思いたい
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