模擬戦
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なんて、お姉さん、ちょっとビックリしたよ」
「……生憎、チキンなもんでね。 防御は得意なのさ」
緑の何かに包まれるようにして守られているサバーニャ。
GNフィールド。 俺が転生の際に神様につけてもらったものである
「たく、間に合ってよかったぞ…」
フィールドを解除して、改めて会長の方を見ると、その目は何か面白いものを見つけたような目をしていた
……ちょっとイラッと来る俺の沸点はこんなにも低かっただろうか?
「まぁ、いいや」
俺は静かに手に持ったピストルビットを構える
「あれ? まだそれでいくの?」
どうやら、俺が先ほどと同じ装備でくることに不満があるようだ。 大方、何か隠し武装でもあるのかと思っていたのだろう
「残念だが、俺は今展開している武装しかない。 けどなぁ……」
ガチャッガチャッどいう音と共に、ホルスタービットに納められていた残りの12基のピストルビットが気体の周りに展開された
「別に、この2つだけとは一言もいってねぇよ!!」
合図と共にビットが会長の元に飛んでいく
さすがの数に会長も驚いたのか、驚愕の表情でランスのガトリングを放つ。 が、全ては俺が脳量子波で操作しているものだ。オートならともかく、当たるはずがない
「だったら!!」
そう言って進路を俺の方へ変えてきた会長。 多分、オルコットのブルー・ティアーズのような動かしている間は集中するため本人が動けなくなるBT兵器だと思ったのだろう。 けど、これはそんな甘いもんじゃねぇ!!
「行けッ!」
今度は会長の行く手を阻むようにホルスタービットを飛ばす
「なっ! まだあるの!?」
「驚いてる暇なんかねぇぞ!!」
動きが止まった会長を手持ちのピストルビットで迎撃。 さすがに避けきれなかったようで、ミステリアス・レイディにクリーンヒット
「このっ!」
焦ったのか、気体から霧の様なものが発生するがその手はもう通じない。 すぐさま距離をとってビットを会長の機体を取り囲むように展開すると、一斉射撃を行った
そんななか、水のヴェールを纏い防御に徹する会長は何やら機会を伺うようにしていた
ミストルティンの槍
恐らく、会長が使おうとしているのはこれだ。
防御で表面装甲を覆うアクア・ナノマシンを一点集中させることで小型気化爆弾4個もの威力をだすそれは、使えば自身も大怪我をする可能性のある諸刃の剣
使うのか……
なら、こちらもそれ相応の対応をしなければならない
そして、ついにその時がきた
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