第19話 魁、剣を語る
[9/10]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
かね?』
『『『………』』』
ヒースクリフの言葉にオレ達3人は覚悟を決めた。キリトは剣2本を、オレとソウジは刀を構えた。
『ほう…キリト君、先程よりいい顔つきになったな。覚悟が決まったかね?』
『ああ、俺は絶対お前に勝つ。勝って、必ずアスナと一緒に現実の世界に帰る!!』
『なるほど…そっちの2人も同じかね?』
『ああ、オレは現実でやり残した事が沢山あるからな!』
『僕も同じかな…リズちゃんと本当の意味でお付き合いしたいしね』
『そうか……では、そろそろ始めようか。何、ここから先は決闘ではなく…』
『ああ、ここから先は互いの未来をかけた……殺し合いだ!!』
キリトの言葉を合図にオレとソウジも続いた。そこから先の戦いは本当に“凄まじい”の一言だったと そばで見ていたクラインは語っていた
『おおおおおおっ!!』
『おらぁっ!!』
『はぁっ!!』
オレ達はチームを組んだ事は無いにも関わらず茅場とやり合えていた。キリトが二刀でヒースクリフの剣を受け止め、オレが奴の盾の相手をし、その隙をソウジが突くが中々決定打が入らない。時間もさっきまでオレ達が戦っていたスカルリーパーと比べたらまだ20分位しか経ってないはずなのに1、2時間も経った感覚に襲われていた。
シビレを切らしたキリトは切り札を出した…この場面では最悪の手札を……
『うぉおおおおおおおおっ!!“ジ・イクリプス”ッ!!』
『バカッ!キリト!!』
『なにやってるんだ!!』
オレとソウジが止めようとしたがもう遅かった。キリトは失念していた。ヒースクリフ…茅場 晶彦はSAOを作り上げた人物。つまりはすべてのソードスキルを把握している男だということに・・・気づいた時にはもう遅かった
キリトが“ジ・イクリプス”を発動させた。そしてその発動までの僅かな隙をヒースクリフは見逃さなかった。一瞬のうちに奴はキリトの二刀のうちの1本…“ダーク・リパルサー”を破壊した。急いでオレとソウジはキリトのフォローに入ろうとするが距離がありすぎた
“間に合わない”そう思った瞬間、オレ達の間を白い閃光が走った
『さらばだ…キリト君!』
ヒースクリフの剣を受け止めたのは……麻痺で動けなかったはずのアスナだった
『アスナ……どうして………?』
『ごめん…ね……』
そう言い残したアスナは自分の愛剣“ランベントライト”を残してポリゴン状に砕けて消滅した。成り行きを見届けたヒースクリフは興味深そうに呟いた
「驚いたな。麻痺で動けなかったハズのアスナ君が飛び込んでくるとは…やはりこういう想定外の
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ