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とある異世界の交差物語(クロスオーバー)
第19話 魁、剣を語る
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かね?』


『『『………』』』


ヒースクリフ(かやば)の言葉にオレ達3人は覚悟を決めた。キリトは剣2本を、オレとソウジは刀を構えた。

『ほう…キリト君、先程よりいい顔つきになったな。覚悟が決まったかね?』

『ああ、俺は絶対お前に勝つ。勝って、必ずアスナと一緒に現実(リアル)の世界に帰る!!』

『なるほど…そっちの2人も同じかね?』

『ああ、オレは現実(リアル)でやり残した事が沢山あるからな!』

『僕も同じかな…リズちゃんと本当の意味でお付き合いしたいしね』

『そうか……では、そろそろ始めようか。何、ここから先は決闘(デュエル)ではなく…』

『ああ、ここから先は互いの未来(あした)をかけた……殺し合いだ!!』

キリトの言葉を合図にオレとソウジも続いた。そこから先の戦いは本当に“凄まじい”の一言だったと そばで見ていたクライン(リーダー)は語っていた


『おおおおおおっ!!』

『おらぁっ!!』

『はぁっ!!』

オレ達はチームを組んだ事は無いにも関わらず茅場とやり合えていた。キリトが二刀でヒースクリフの剣を受け止め、オレが奴の盾の相手をし、その隙をソウジが突くが中々決定打が入らない。時間もさっきまでオレ達が戦っていたスカルリーパーと比べたらまだ20分位しか経ってないはずなのに1、2時間も経った感覚に襲われていた。


シビレを切らしたキリトは切り札を出した…この場面では最悪の手札を……

『うぉおおおおおおおおっ!!“ジ・イクリプス”ッ!!』


『バカッ!キリト!!』

『なにやってるんだ!!』


オレとソウジが止めようとしたがもう遅かった。キリトは失念していた。ヒースクリフ…茅場 晶彦はSAOを作り上げた人物。つまりはすべてのソードスキルを把握している男だということに・・・気づいた時にはもう遅かった



キリトが“ジ・イクリプス”を発動させた。そしてその発動までの僅かな隙をヒースクリフは見逃さなかった。一瞬のうちに奴はキリトの二刀のうちの1本…“ダーク・リパルサー”を破壊した。急いでオレとソウジはキリトのフォローに入ろうとするが距離がありすぎた

“間に合わない”そう思った瞬間、オレ達の間を白い閃光が走った

『さらばだ…キリト君!』

ヒースクリフの剣を受け止めたのは……麻痺で動けなかったはずのアスナだった

『アスナ……どうして………?』

『ごめん…ね……』

そう言い残したアスナは自分の愛剣“ランベントライト”を残してポリゴン状に砕けて消滅した。成り行きを見届けたヒースクリフは興味深そうに呟いた

「驚いたな。麻痺で動けなかったハズのアスナ君が飛び込んでくるとは…やはりこういう想定外の
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