第19話 魁、剣を語る
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シのひとつもおごってからじゃねえと、絶対ゆるさねえからな!!』
『あぁ、わかってる。約束するよ、クライン…』
いざ最後の決戦に挑もうとする前にキリトは…
『…一つだけ…頼みがある……』
『何かね?』
『負けるつもりは無い……だけどもし俺が死んだら、しばらくの間だけでもアスナが自殺しないように取り計らってくれないか』
『キリト君!?』
『よかろう。アスナ君はしばらくの間、セルムブルグから出られないように計らおう』
『待ってよキリト君!!そんなの……そんなの無いよ!!!』
その言葉に、アスナが泣き崩れた…たくっ!この男は
『助か『『フンッ!!』』ダァッ!?』
《《ガガンッ!!》》
キリトのセリフの途中に衝撃音が響いた。当たり前だ……オレとソウジがこの男に強烈な拳骨をくれてやったんだから
『〜〜〜っ!!なにしやがるっ!!』
キリトが涙目で講義してきた。ちょっと強すぎたかと少し反省するが後悔はしない
『当たり前だろこのバカ。自分が惚れた女を泣かせる奴にはちょうどいいお仕置きだろ?』
『そうそう。生きて現実の世界に帰る気が無く、女の子を泣かせるクズは僕が殺すよ?腹切りたいなら何時でも言って?僕が介錯してあげるから』
『なにサラッと怖い事言ってるんだアンタは!?』
『大丈夫大丈夫。痛みが無いようにスパッと斬るから安心して?』
『安心するポイントが違うだろ!?』
『キリト…骨は拾ってやる…』
『え、何コレ!?俺死ぬの?茅場と戦う前に味方にPKされるの!?』
『……ハァ………』
キリトがソウジに色々突っ込みを入れてる様子を見てオレは溜め息を吐いた
−−−コイツ全然気付いてねぇ−−−
『まだわからねえのかキリト?自分が惚れた女を泣かせたいのかって聞いてんだよオレ達は!』
『え?』
『君は彼女の笑顔を見たいって思わないの?』
『っ!!』
『仮に泣かせるとしても、嬉し泣きにしろ!!』
『………』
オレのセリフに呆然とするキリトだったが……
『は…ははっ確かにそうだったな…アスナを泣かせるなんて…オレ、最低なことしてたんだな…』
自分が何を言ったのかやっと気付いたこのバカにオレとソウジは2人そろって溜め息を吐いた
『ハァー…やっと気付いたかこのバカは…』
『フゥー…なんでこんな鈍感がアスナちゃんと結ばれたのか不思議でならないよ…』
『何でオレの悪口だけそんなに息ピッタリなんだよ!?』
『茶番はもういい
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