インフィニット・ストラトス 否定の救世主 2
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ック?複数の標的を同時にロックするアレ?」
「そうだよ」
「ニヒトの火器管制に普通に搭載されてるけど?」
「「え?」」
驚いている二人を見ながらコーヒーに口をつける。
「な、なんで使っていないのかしら?」
「マルチロックに対応しているホーミングレーザー、ニヒトの火器の中で一番威力が低い物なんだ。手数が必要になる様な状況も無かったし、アンカーで足りるからね。一回限りの奇襲武器かな」
その言葉に簪さんが落ち込む。よく考えてみればホーミングレーザーの時点で何処の国も開発出来ていない代物だったっけ。どうにか慰めようと疲れた頭を回転させようとした所で扉が開かれる。
「失礼する」
「ボーデヴィッヒさん、どうかしたの?」
「うむ、操に用があったのだが教室に来なかったからな」
「ああ、ごめんね。色々と仕事が立て込んでたから。今なら多少は大丈夫だよ」
「それはよかった」
話している間にもボーデヴィッヒさんはオレの傍までやってきている。それも机を挟まない様に横に回り込んでだ。何を考えているんだ?そして疲れもあった上に、敵意も無かった所為で反応が遅れ、両手で顔を固定されて唇を重ねられた。落ち込んでいたはずの簪さんとそれを慰めていた楯無さんもボーデヴィッヒさんの行動を見て唖然としていた。
「お、お前を私の嫁にする!!」
「……色々と言いたい事はあるけど、その馬鹿な知識を教えたのは誰か、教えてくれるよね」
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