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インフィニット・ストラトス 否定の救世主 2
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力で修復、再び切り落とされてを繰り返す。そして疑問に思った。こいつのエネルギーが多すぎることに。

ボーデヴィッヒさんのISはエネルギーが底を尽きかけていた。そこから今の状態になって多少回復したとしても同化した零落白夜のスペックから考えれば既に底を付いているはずだ。ニヒトと同じ様に内臓エネルギーを回復させる物が存在している。

ハイパーセンサーをフルに活用して全てを見通す。IS内部にエネルギーを増幅したり精製させている反応は無い。ならば外部供給されている。アリーナ内にそんな物は存在しない。ならば空からか。そして見つけた。衛星軌道上に浮かぶごちゃごちゃした人工衛星が。

しかし、問題がある。角度の関係上ドラゴントゥースは使えない。他の武装では届かない。ワームスフィアでは狙撃出来ない。直接行って叩き壊さなければならない。ゼロ次元経由の瞬間移動は可能だけど、こいつをそのままにする訳にもいかない。説明が面倒だけど、アレをやるしかないか。

覚悟を決めてイージスを展開したまま、真正面から謎のISに突っ込む。オレを真っ二つにしようとする右手の零落白夜を真剣白羽取りで防ぎ、同化される前にオレを斬ろうとする左手の零落白夜をオレのフェストゥムとしての、スフィンクスA型の腕で真剣白羽取りで防ぎ、オレ達を包む様に結晶で覆い尽くす。

なるほど、これがボーデヴィッヒさんという存在か。世界を知らない、原作の来主操の様に自分の世界しか知らないんだ。ならば教えてあげれば良い。時間はこれから3年程ある。今は世界が広い事と、オレは幾らでも力を貸す事だけ教えてあげれば良い。それがオレからボーデヴィッヒさんに贈る祝福だ。









昨日のタッグトーナメントの後処理が終わらない。既に一日以上経過しているのだけど、回収物の調査報告が続々上がる以上休む暇も無い。ボーデヴィッヒさんのISに強引に組み込まれていたパーツに、衛星軌道上にあった人工衛星、そして残された雪片が白く、そして弐型に変化した事。全てが詳細不明としか分からないという調査結果に頭が痛くなる。同化してみても、何も分からなかったこともだ。

「大分お疲れの様ね」

「衛星軌道上まで上がって人工衛星を確保して破損させない様に大気圏を突破して、ニヒトの整備をして、警備体制の見直し案を確認して、この報告書を読めば疲れもしますよ」

「大変だったんだね」

「まあ、状況証拠だけは確実にたまってきたから後は向こうがちょっとしたミスでもしてくれれば一気に国際犯罪者に仕立て上げれるんだけどね。そう言えば簪さん、打鉄弐式のお披露目はどうだった?」

「色々手伝って貰ったから機体と一部の武装はバッチリ。マルチロックは手こずってるから世代的には第2世代に分類されちゃうんだけど」

「マルチロ
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