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インフィニット・ストラトス 否定の救世主 2
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「絶対防御を少し抜かれたみたいだね。機体の方も結構危険な状態だ。二人ともこのまま保健室に向かう様に。整備室への修理手続きの書類は後で届けるから」




二人の為に専用機の修理手続きの書類を届けて、記入が終わった所でオルコットさんは部屋に戻ったみたいだけど、鈴ちゃんはもう少し検査があるらしいのでベッドに倒れ込んでいる。そう言えばゆっくり話した事がなかったし、個人的に気に入っているからちょっとしたおせっかいをしようと思う。

「くっ、なんで邪魔したのよ。もう少しでなんとか出来そうだったのって痛たたたたたた!?」

口答えする鈴ちゃんが打ち身で痛めている右肩をぐりぐりと押す。

「客観的に見て、どうにもならなかったよ。もっと冷静なら話は変わったんだけどねぇ」

「ちょっ、ごめん、謝るから」

「分かればよろしい。もう少し大人になろうね。そうすればここまで一方的な戦いにはならなかったはずだよ」

「何よ、私達が子供だって言うの!!」

「はい、そこで怒る時点で駄目。怒ると動きが単調になる。漫画とかだと怒ってパワーアップなんてことがよくあるけど、現実は甘くない。挑発って言う戦術や戦略が存在してるんだからね」

「じゃあどうしろって言うのよ!!」

「簡単な話、流してやれば良い。で、試合が終わった後に逆に言ってやれば良い。『ねえ、今どんな気持ち』ってね」

次に鈴ちゃんが言う言葉はなんとも男らしいよ。

「「そんな女々しいことやらないわよ!!」」

全く同じことを言われても自信満々な態度を変えないなんて。ちぇっ、これで驚いてる顔を見るのって楽しいんだけどな。

「それじゃあ、女々しくない方法を教えよう。簡単な話だけど、今回、ボーデヴィッヒさんにどんな挑発をされたのか知らないけど、ボーデヴィッヒさんが鈴ちゃんの事をどれだけ知ってるって言うんだい?」

「へ?」

「どうせ上辺だけの情報だったんでしょう?オレの知ってる鈴ちゃんは怒りっぽいけど、素直で努力家で、友達思いだって知ってる。あと、一夏の事が大好きな恋する乙女だってこともね」

「さ、最後はどうでもいいでしょうが!!」

顔を真っ赤にする鈴ちゃんを可愛いと思いながら話を続ける。

「ふふ、話を戻すけど上辺だけの情報だけで挑発されてもね、本当に心まで響いて来る様な内容だった?たぶん、一夏の事とかも言われたんだろうけど、逆に言えば一夏の魅力を知らない残念な娘って考える事も出来る。ようは挑発が来るって分かっているなら、言葉の受け取り方を変えれば良いんだ」

「それって流してるだけじゃない」

「だけど女々しいことじゃない。あとは一つだけアドバイス。恋する乙女は強いのはなんでか知ってる?」

「それは、こう全身全霊全力全
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