暁 〜小説投稿サイト〜
ユキアンのネタ倉庫
インフィニット・ストラトス 否定の救世主 2
[3/8]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
を倒せると思わないで」

そのまま翡翠色の結晶は巨大ISを覆い尽くし、粉々に砕け散った。視線を下にやると、そこに紫色の山はなく、操のISがその手に何かを握っていた。

「逃がさない」

操が新しく銃を取り出し、銃身から伸びる杭を地面に刺して固定した後、翡翠色の結晶が銃を覆い、砕け散ると形が変わっていた。そして空に向かって発砲すると、かなり遠くで何かが爆発していた。

「こちらは済みました。ハッキングの方はどうですか?そうですか。では、必要無いかもしれませんが引き続き警戒に務めつつ、生徒達のケアをお願いします。オレはこのまま撃墜した物を確認して可能なら引き上げてきます」

何事も無かった様に紫色の悪魔は蒼い空の彼方に消えていく。オレと操にどんな差があるって言うんだよ。あいつには簡単に出来るのに、オレには何も出来ない。



ちくしょう。









昼間の事件の報告書を作成し終えた後、オレは寮の近くの木の上に隠れていた。楯無さんは休んでいていいと言ったけど、これも生徒会長の勤めだからね。アレだけの事件があれば、やっぱり動いたか。フェストゥムの力で浮遊しながら後を付けていく。周りを見て誰も居ないと確認してから通信機を取り出したのを確認して、ワームスフィアを弾丸状に変形させて通信機を撃ち抜く。

「自主退学って形が一番穏便に片付けられるんだけど、どうする?抵抗するようなら強引に情報を引きずり出して廃人にすることになるんだけど」

オレを確認もせずに走り出す生徒に溜息をつく。読心の範囲内にいるから既に情報は抜き終わってる。素直に投降してくれれば穏便に済ませれたんだけど、見せしめとオレの能力の確認の為に廃人になってもらおう。

フェストゥムの能力であるテレポートで先回りして足を払って転ばせる。そのままうつ伏せになっている生徒の首を押さえつけて一気に精神を同化していく。

「い、いや、止めて、消える、私が消えていく」

「大人しく忠告を聞かなかったからだ。自主退学後に報告していればオレは手を出すつもりはなかったよ。さあ、もう休むと良いよ」

徐々に抵抗する力が弱くなり、完全に動かなくなった所で同化を解く。読心能力でも完全に反応が無いのを確認してから抱き上げて寮に向かう。寮の入り口には織斑先生が仁王立ちで立っていた。

「来主、何をした」

「生徒の安全を脅かす存在を排除しただけですよ。見せしめも兼ねているんで、酷い目にあってもらいました。オレには実績が無いんでね」

「人を殺めて何も思わないのか!!」

「そのセリフ、そっくりそのまま返しますよ。白騎士さん」

「っ!?」

そこに反応したら事実だと言っている様なものなのに。まあ、このまま全てを見るまでの時間を稼ぐ為にこ
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ