インフィニット・ストラトス 否定の救世主 2
[2/8]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
ワームスフィアで穴を開けてアリーナに侵入する。ウィングユニットからアンカーを飛ばし、同化して扉を排除する。
「このまま敵性体の排除に入ります。生徒の誘導、頼みます」
観客席からシールドを突き破りフィールドに突入する。同時に敵性体ISに警告無しにガルム44で攻撃を加える。
「二人とも無事だね?」
「「操!?」」
「すぐに片付けるから二人とも下がって」
ガルム44を構えていない方の手でワームスフィアを丸鋸状に変形させて投げつける。投げつけたワームスフィアによって両腕を切り落とされた敵性体ISはアリーナのシールドを破ったビーム砲らしき物をこちらに向けてくるが、遅い。瞬時加速で懐に飛び込み、ビーム砲の砲口にルガーランスを突き刺す。ルガーランスを展開し、そのままプラズマを内部に叩き込む。
「はあああああっ!!」
バランスをビーム砲が爆発してバランスを崩している敵性体ISを蹴り飛ばして踏みつけ、マインブレードでコアが搭載されている部分の装甲を剥がし、コアを強引に抜き取る。完全に静止したのを確認してから敵性体ISから離れる。
「す、すげぇ、一瞬でケリが着いた」
「これが生徒会長の実力!?」
二人から思わず漏れた感想を聞きながら戻ろうとした所で楯無さんから通信が入る。
『上!!』
警告と同時に連続で瞬時移動を使い一夏と鈴ちゃんを回収してピットまで向かう。だが、ギリギリの所で間に合わないと判断して二人だけでもとピットに向かって投げ捨て、遮断シールドも観客席とフィールドを遮るシールドも楽々貫通する極太のビームがオレに命中した。
なんなんだよ、これは。目の前に広がる風景が理解出来なかった。高熱によって地面がドロドロに融けていた。操が倒したISもその破片が見当たらない。それらしき小さな山があるだけだ。そしてピットに近い場所に膝を付いた人位の大きさの紫色の山が一つ。それが操のISだと分かりたくないのに分かってしまった。全く動かないそれを見て、胃の中の物が逆流してきた。
胃の中が空になっても胃液を吐き続け、ようやく落ち着いて顔を上げるとそこには先程操が倒したISを巨大にした物が空からゆっくりと降りてきていた。そして、操が居たという痕跡を全て消し去る為か、紫色の山に向かってビーム砲を向ける。
ちくしょう、なんでオレには力が無いんだよ。やっと千冬姉を守れる力が手に入ったと思ったのに。操に助けられて、操を助けられなくて、今まさに操の全てが消されそうになっている。それなのにオレは動けない。恐怖で身体が動かない。
そしてビームが放たれる直前、もうおなじみとも言える翡翠色の結晶がビーム砲を覆う。
「やはり確実に仕留める為に降りてきたね。だけど、残念。あの程度でニヒト
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ