21アリアとヴィヴィオなの!
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からないから困らせ(る)ちゃうかもしれないけど、ちゃんとママ(パパ)でいられるように努力する。だから、本当の気持ちを聞かせて。私(俺)がママ(パパ)になっちゃ…駄目?」」
私とヤマトの問いかけに俯いたヴィヴィオが何かを呟く。そのあと、涙でぐしゃぐしゃになった顔を上げて…
「なのはママがヤマトパパがいいっ!一緒に居たいっ!!居たいよぉ…助けて…」
息を吐く。
聞きたい事が聞けたからか、力が湧いてくるような気さえする。
「助けるよ…いつだって!どんな時だって!!」
答えにヴィヴィオが頷くのを確認した後、レイジングハートを構えると同時にヤマトからもらったリングが光り出す
「『形態変化
カンビオ・フォルマ』!」
リングの形が変え私の背中に白い羽が現れる
「レイジングハート、ブラスター3!レストリクトロック!!」
「っ!?」
最大出力での拘束魔法が、ヴィヴィオの全身に絡みついたところで、最後の兵装を展開する。
「ブラスタービット展開…ヴィヴィオ!ちょっとだけ、我慢してね!」
「うん…」
レイジングハートの尖端に似た、四機の魔法発動体。
必要な魔力が大きすぎてブラスターを使って無いと使用もままなら無いこれは、私の最大の一撃を強化するためにも使える。
撃つのは最大の一撃。時の庭園のロストロギア級の駆動炉を『消滅』すらさせた集束魔法。
「全力全開…ホーリースターライトブレイカー!!!」
放ったビット含めて総勢五本の極大魔力砲撃は、ヴィヴィオの体を瞬く間に飲み込んで、その体内からレリックを弾き出して粉々に砕いた。
砲撃を終え、魔力爆発が収まった所で体を抱えつつ下降する。
やっぱり…ブラスター3での砲撃は負担が大きい。
「っく…レイジングハート…大丈夫?」
『損傷はありますが、軽微で済んでいます。』
どうやらレイジングハートは無事で済んでいるらしい。私の方もヴィヴィオのカウンターで負傷してた骨が折れたくらいで済んでいる。なら後は…
「ヴィヴィオ!!!」
ブレイカーであけた、粉塵に包まれた巨大な穴の中心に向かってヴィヴィオの名を呼び駆け出す。
「来ないで…」
「っ!?」
小さく聞こえた拒絶の声。理由が分からなくて不安に襲われた私が、粉塵が晴れた穴の中心に見たのは…
「一人で…立てるよ…」
瓦礫に手をつきながらよろよろと立ち上がって見せたヴィヴィオの姿だった。
そんなヴィヴィオの様子に大慌てで飛び出して、抱きしめた。
「ヴィヴィオ…ごめん…」
「…何で…あやまるの?」
ヴィヴィオが私のお願いを覚えててがんばってくれたのが嬉しくて、こんな時まで無理するのが当たり前だと、そんな事
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