21アリアとヴィヴィオなの!
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た。
◇なのは
「う…ぅっ…」
「あ…ヴィヴィオ!大丈夫!?」
突然頭を抱えるヴィヴィオ。
「クアットロをやったので、洗脳が解けたはずです」
ヤマトがやってくれたらしい
私は急いで駆け寄り…
「来ないで!!」
「え?っ!」
ヴィヴィオは拳を振りかぶって振りぬいた。
間一髪防御が間に合った私は、滑っていって構えなおす。
「…謝らなきゃいけないのは、ヴィヴィオの方。」
「え?」
「なのはさんが何処か私を避けてたって話、ちゃんと聞いてた。なのはさん、ずっとこんな戦いしてるから、何かあった時の為に気を使ってくれてたんだよね。」
なのはさんという呼び方に胸がズキリと痛むのを感じる。
『駆動炉破損、管理者不在、聖王陛下、戦意喪失。』
「これは…」
「私は…ただ守ってくれてデータ蒐集させてくれる人を探してただけの、ゆりかごを動かす為の生きた鍵で、ただの兵器。なのはさんとかヤマトさん、フェイトさんをいいように利用して、こんな騒ぎに使われた…っ、避けて!」
勝手に動かされてるらしいヴィヴィオが、砲撃魔法を放ってくる。あわせてショートバスターを撃って相殺したけど、やっぱりブラスター使っていると負荷が大きい。
「全部作り物の偽者の命、生きたフリをした道具。何処を探してもママやパパなんていない、今の世界にいちゃいけない死んでいるはずの」
「「馬鹿!!!」」
泣きながら叫ぶヴィヴィオのあんまりな言葉の連続に、私とヤマトは本気で怒鳴っていた。
「ば、馬鹿って!ゆりかご壊すんでしょ!?こんな事してたらなのはママやヤマトパパだってまきこまれちゃう!そんなの」
「巻き込まれない!ヴィヴィオも一緒に帰るの!!」
「巻き込まれない!ヴィヴィオも一緒に帰る!!」
暴走は続いてたけど、ヴィヴィオ自身が嫌がってるせいかさっきまでより更に荒い攻撃。
とは言っても、泣きながら完全に操られてるだけのヴィヴィオにさすがに攻撃なんて出来ず、防戦一方なのでちょっと厳しい。
「なのはママとヤマトパパにはただの兵器の私と違って返る場所があるんだから!我侭ばっかり言っちゃ駄目だってなのはママが自分で言ってたはずなのに!!」
「「帰る場所だったらヴィヴィオにもある!!」」
「そんなものある訳」
「「だって!さっきからずっと『ママ』(『パパ』)って呼んでくれてるじゃない(か)!!!」」
「ぁ…ああぁぁっ!!」
無意識か、戻ってくれていた呼び方をを指摘すると、何かを振り払うように叫ぶヴィヴィオ。
握った拳を以って全力で突進してくるヴィヴィオの手を、真っ向から受け止める。
「「ねぇ(なぁ)ヴィヴィオ…私(俺)もママ(パパ)ってまだ分
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