20玉座の間なの!
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ヴィヴィオ!くっ…」
悲鳴を上げるヴィヴィオから噴き出した虹色の魔力が周囲を突風のように埋め尽くす。
その力の波に押されてまるで進むことも出来ないうちに浮かび上がったヴィヴィオは…
「うああぁぁぁぁぁぁっ!!」
絶叫と共に、変身した。
成熟した身体、長い髪をサイドで結って、どこか私の衣装を思わせる防護服を身に纏っている。
あんまり当たってほしくはなかったけど、ヴィータちゃんに言われてた予想が当たっちゃったな…
「貴女は…私のママを…パパ…どこかに攫った…」
「ヴィヴィオ、違うよ!私だよ、なのはママだよ!!」
「俺だ、ヤマトパパだ!」
「っ…」
一瞬たじろぐヴィヴィオ。
けど、何かを振り払うように腕を振るう。
「違う!!!」
「っ…」
「うそつき。貴女なんか…貴方なんか…ママじゃない、パパじゃあない!」
ヴィヴィオに真っ向から告げられる否定の言葉は、洗脳なのは分かってるけど、結構来るものがあった。
「ヴィヴィオのママを…パパを…返して!!」
それに、私が名乗った時たじろいだって事は、洗脳って言っても完全に脳を書き換えるものじゃなくて『付け入る隙』をつつくもの。
そんなものがあるのは…私のせいだ。
「あああぁぁぁぁぁぁっ!!!」
拳を硬く握り向かって来るヴィヴィオ。私はそれを、右手に持ったレイジングハートを使って斜めに張った防御幕で流す。
「ディバインバスター・ライジング」
「え…」
姿勢の崩れたヴィヴィオに向かって左手で放った零距離砲撃は、ヴィヴィオを壁まで吹き飛ばした。
◇ヤマト
なのはさんがヴィヴィオと戦い始めてすぐ俺もアリアと戦闘になっていた
「アリア、俺達が戦う事なんて無い!」
「貴方に無くても私には………オオグルマ先生にはある!」
聞く耳持たずか……なら、俺がやることは一つ……相手の心を折ってやる!
【モード反転、『ダブルオーライザーD』】
俺のダブルオーライザーの色が黒くなっていく、まるで闇に堕ちたように…
続く
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