初陣
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父のせいで 嫌でも鍛えられたし
私らのチームは
サバゲー内でも有名な強豪チームの1つ
殺る自信はある
ゲームで出会った戦友との
お揃いの お守りを そっと撫でて
私は静かに立ち上がった
弾が補充できない今
無駄撃ちは避けたい
サイレンサーを付けても
けっこう大きな音が出るし・・・
ナイフを手にし
ゆっくりと背後へと近づく
あと
少し────・・・
……パキンッ
「!?」
(あっちゃー・・・・・・
足元には砕けた窓ガラス
確かに踏みなれた 草地の道じゃないけど・・・
・・・室内ってこと失念してた)
「なんじゃ 娘っこか ひひっ脅かしおって」
気味の悪い 引き笑いに
嫌悪感が募る
「とりあえずぶっ殺す」
「口の悪い娘っこじゃな
・・・動くなよ?一刀で楽にしてやるわ」
そう言って
大きく振り上げられた刀
型も何も無い
隙だらけの構えだ
がっぽり空いた 相手の懐に飛び込むと
相手の喉元を 横一線に切り裂いた
「……っ!!!!?」
声も出せずに
両手で喉を押え 足軽はそのまま後ろへ倒れた
.
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