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戦闘城塞エヴァンゲリオン
第2話Bパート『ウィル子は神になります!!』
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と》さん。
それに機関のエージェント、香良洲(からす)菊人(きくひと)氏」
「参ったな。俺たちの敗けだ。何故ばれた?」
むしろ楽しそうに。


「政府の下部組織であろうことはすぐに分かりました。ネルフを調べたいとのことであれば。
それがどこなのかが問題であり。
もうひとつのヒントは、聖魔杯の参加者であるということ。」

人間外がこの世界に存在していることを知る者は少ないのではと思う。ネルフで確認した限りではあるが、葛城ミサトも赤木リツコもそういった存在について想像したこともない。と見えた。国連の秘密組織の幹部ですらそうだ。

結論、人外の存在に通じた特殊な組織。その条件で探ってみると、候補は絞られた。

宮内庁に存在するという“神霊班”なる部署、そして警察庁内の同音異字の“心霊班”。――これらは潜入捜査を行うような所員をもつところではないようで。念のため確認できる範囲で所員リストを当たったが、目の前の二人とは合致せず。警察庁心霊班の北大路なる所員は聖魔杯参加者と合致したが彼らとは無関係だ。
自衛隊内にも特殊な部隊が最近創設されたようだが、対モンスター部隊との表現も使われており。完全に一兵科にすぎないようだった。

最後に残ったのが、“関東機関”。第二次世界大戦当時の軍部が秘密裏に開発していた技術を継承している独立組織だとか。非人道的な側面をもつ技術であるとして廃止に向かっていたようだが、セカンドインパクトを契機に再度拡大し、現在では軍や政府諜報機関との癒着も見られるとか。最も今回の要件に近い。

突っ込んで調べていくと、機関の最高責任者、“局長”と10人を定員とする最高実力者、Eナンバーと呼ばれるエージェントたちについてのみ殆ど情報が開示されていない。
十中八九、この中の誰かだ。

あとは過去の事件・事故の情報から彼らが関係していそうな情報を洗いざらい調べれば、性別や年齢など容姿から判別は可能だった。
もちろん、電子ウイルスの精霊という特殊な存在であるからこそ、この短時間でそこまで迫ることができたのだが。

“飛騨真琴”、関東機関局長をつとめる才女。
そして“香良洲菊人”、導化猟兵(どうかりょうへい)と呼ばれる人間兵器、関東機関の最強のエージェント。E1。


「これから、どうするのです」
「聖魔杯からは脱落だが、仕事は継続するからな」
伝手(つて)を頼って、いずれかの陣営に潜り込むわ」
陣営?訊くと、聖魔杯の関係者・参加者の中でもいくつかの陣営が存在するとか。

現聖魔王とされる大会主催者、スポンサーとなっている魔殺商会グループ、都市経済に喰い込んでいるというエリーゼ興業。
他国の関東機関同様の対魔組織などに属する参加者グループもあるらしい。


「また、逢う機会もあるで
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