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片目の老人
4部分:第四章
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「何、これも縁だ」
 シグナルは笑ってこう話す。今は明るくだ。
「それじゃあな。乗れよ」
「そうさせてもらうな」
 シグナルはあの時の様に老人を自分の舟に乗せた。そうしてそのうえでだった。
 また二人になる。そして老人は彼と別れてだ。また別の戦いの場に向かうのだった。


片目の老人   完


                  2011・3・7

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