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【D×D】いけない!掃除男は君の身体に罠を!
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ってどうなんだよ、なあ?」

ちょいワルおっさんは、慌てる匙の後ろで口元をひくつかせる。予想外の罠にまんまと選別された事を悔しがると共に、サルの知能テストが如く預言者の肖像を使用するスーパー不敬者に戦慄した。



 = =



間違いない、こいつがグレモリーの囲ってるという人間だ。
こちらが堕天使だと分かって慌てる神器持ちの転生悪魔とは対照的に、静かな目でこちらを観察していた上に、全く魔力や神器の気配を感じない。見事なまでの一般人である。

「……で、堕天使の総督が何でこの学園に?」

騒ぎを聞きつけた赤龍帝と聖剣持ち、ついでに段ボールに入った女みたいな男も加わって何とも言えない空気。その空気を作ったのがアザゼルなら破ったのもアザゼルだった。

「なに、ちょっと顔見せにな。ところで……お前ら神が死んでる事を知ってたそうじゃねえか?」
「や、知ってたわけじゃないけど……なぁゼノヴィア?」
「うむ、掃詰先輩が可能性の一つとして事前に挙げていたからなぁ……」
「やっぱ死んでたんだなヤハウェって」
(何となくそうかなって思ってたがやっぱりコイツだったチクショー!!)
(えええええ!?か、か、か、神って死んでたのぉぉぉぉぉぉぉ!?)←ギャスパー

他の連中にも話を聞いてみたらこの男、天使の降臨する場所がバチカンであるという=イェルサレムでは問題がある=問題とは恐らく同じ神を信仰する宗教同士の混乱を防ぐ苦肉の策=今の分裂状態は神の本意ではない=神が人間に干渉しているのに統一されていない=神の意思を伝える天使側に問題がある=というか意思を伝える係を天使が独占しているということは神の存在が確認できない=実は神は存在せず、実体のないシステムが人を管理しようとしている?という連想ゲームで真実にたどり着いたらしい。

(ありえねぇ。教会も悪魔も堕天使もほんの一握りを除いて全く気付いてねぇんだぞ?確かに俺は神がいなくても世界は回るとは思ってたが、何で17年しか生きてねぇ無宗教のガキが気付くんだよ!?)

あのバルパー・ガリレイでさえ「双覇の聖魔剣」を見るまで気が付かなかったというのに、何故聖書も碌に読んだことのない奴が現状を見ただけで気付くんだ。
というか人避けの魔法を勘で見破りやがった。堕天使最強の使った魔法を、違和感がない事に違和感を覚えて見破りやがった。聞いてみたら前もこの手の方法でグレモリーのクイーンが仕掛けた認識阻害に感づいたらしい。正直堕天使のトップとして凹む。

どうなってんだこいつ。完全一般人で完全に悪魔と関わるメリットがないのに「暇つぶしと知的好奇心」だけでグレモリー眷属にしれっと混ざってやがる。眷属じゃないけどリアス・グレモリーが友人として認めてる時点で実質似たようなものだ。

が、しかし自衛
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