暁 〜小説投稿サイト〜
タケミカズチ、抜錨します。
その容姿が腑に落ちません!
[3/4]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
た空中で爆破した。

間一髪!直撃していたら第3水雷戦隊は全員が轟沈していた。………飛行爆雷の発射地点は索敵範囲内。それなのにレーダーには反応が無かった。これは一体―――って、第2射!!?


「くっ!【イーゲルシュテルン】、飛行爆雷を迎撃!!って、ああッ!レーダーの反応がどんどん弱く……。逃がして堪るもんですか!!」


私は飛んでくる飛行爆雷を迎撃しながら、ミサイル発射管に榴散弾ミサイルと【スレッジハンマー】、飛行爆雷を装填。【バリアント】も起動させ、砲撃体勢に入った。


「全弾発射!!」


私の号令と共に背中の艤装からまず36発の榴散弾ミサイルを発射。その後【スレッジハンマー】と飛行爆雷を18発ずつ発射。腰に装着している【バリアント】も砲弾を撃ち出した。

いくら反応が弱くてもまだ反応している以上、距離と深度は分かるから撃ちようはある。先に榴散弾ミサイルを撃っておけば足止めにもなるし。

その後、【スレッジハンマー】でも飛行爆雷でも、【バリアント】の砲弾でもいい。足止めされている敵艦にどれかが当たれば弾着反応から次弾を当てることができる。

と、そんな説明をしている間にどれか当たったみたいね。敵飛行爆雷を迎撃した時以上の衝撃による波が発生している。

波立つ海のせいで体が揺さ振られるけど、そんなこと気にしている暇はない。私は波が落ち着く間もなく再装填していた【スレッジハンマー】と飛行爆雷を全弾発射した。

それから十数秒後。着弾地点から大きな水柱が上がり、それと同時に体勢を崩しそうになる大波が発生した。普通の艦船なら転覆しても可笑しくない波だけど、艦娘は艤装を付けた状態で損傷さえなければ、海面に膝立ちしたり、手を付けられるので転覆の心配はない。

それはさて置き、榴散弾ミサイル36発。【スレッジハンマー】36発。飛行爆雷36発。【バリアント】2発。使用弾数、計110発。全てが直撃したとは思わないけど、並の深海棲艦なら5個艦隊以上は殲滅できる弾数だから、流石に轟沈したかな?

そんなことを考えていると、水柱が上がった所の海中から深海棲艦が姿を現した。装備している艤装は最低でも中破以上の損傷。装甲はベコベコで、穴が空いている所もある。

……っていうか、この深海棲艦凄く見覚えがあるんですけど。肌と髪は真っ白で私の知ってる人と異なりますが、容姿がとても似てます。

外見年齢は10歳ほど若いかもしれませんが、面影があります。もしかしなくてもこの深海棲艦、ふしぎの海のナディアに登場した万能潜水艦ノーチラス号ですか?

まぁ、ノーチラス号だとしたらレーダーに映り難い理由も少しは納得できます。使用されている合金―――M78星雲人が生み出したスペースチタニューム合金とかいう謎の金属が、地球人類のレ
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ