第百話 開花
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ホメオスタシス「はい。しかし光と闇。どちらかの力が増大すれば…」
白い空間が崩壊し、何もない灰色の世界に変わる。
プロットモン[…成る程、どちらかの力が増大すれば、世界の均衡が崩れるのね?]
ホメオスタシス「その通りです。次は…」
夜闇に包まれた海鳴市が、子供達の足元に展開される。
ルナモン[これは…]
フレイモン[おい、あれは大輔と賢じゃねえか?]
フレイモンが指差した先には街の真ん中にいる大輔と八神家で倒れている賢が照らされている。
大輔「これは俺と賢が海鳴市に次元漂流した時の…」
ホメオスタシス「はい。大輔と賢のデータをスキャニングしているのです。」
賢「何のために?」
ホメオスタシス「順を追って説明しましょう。」
そして再び、世界は光に包まれる。
ギンガ「ここ……どこなの?」
ユーノ「どこかで見た記憶があるような……」
ホメオスタシスに連れられて子供達が降り立ったのは、どことなく薄暗く広々とした場所だった。
子供達には分からない大型の機械が所狭しと並べられている。
スバル「何かあるよ!!」
スバルが指差したその先には、強化ガラスで厳重に保管された何かが置かれている。
大輔「デジタマ…?」
なのは「紋章と…何これ?」
中にはデジタマと紋章と旧式のデジヴァイスだった。
ホメオスタシス「あなた方のD-3になる前の物です。」
フェイト「これが…?」
ホメオスタシス「大輔と賢が平行世界から来てくれたのは私達にとって嬉しい誤算でした。」
賢「成る程、僕達のD-3のデータを解析して、そのデータでD-3に変化させたんですね?」
ホメオスタシス「はい。今までの物は様々な制限があり、不便でしたが…」
大輔と賢は自身のD-3を見つめる。
旧式と新型のどちらも使っていたのだから分かるのだ。
旧式と新型の性能の差を。
ホメオスタシス「私達はあなた方のD-3を解析して通常の進化より効率よく力を発揮出来る機能を取り付けました。」
ギンガ「それがユニゾンエボリューションシステム!!」
ホメオスタシス「はい。そして私達は大輔と賢が接触した子供達のデータをスキャニングし、大輔と賢に近く、最も強い特質をもつ子供達を選んだのです。」
なのは「待って!!私達はそうかもしれないけど…」
ギンガ「私達はどうして選ばれたの?」
ルカ「僕達は大輔さん達と会ったことなんてありませんし…」
ホメオスタシス「それは私達にも分かりません。アグモンのデジタマが突如時空の歪みに呑まれ…その時にきっと…彼がスバルさんを選んだのでしょう。そしてデジタルワールドの神であるイグドラシル様はかつての戦いで活躍した十
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