10地下での出会い
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姉妹揃って管理局入りか。
「ギンガさん、デバイス同機で位置把握と通信ができます。準備いいでしょうか?」
『うん!』
それからギンガさんの全体通信で聞こえてくる話に俺達も耳を傾ける。
『私が呼ばれた事故現場にあったのはガジェットの残骸と、壊れた生体ポットなんです。
ちょうど5、6歳くらいの子供が入るくらいのもので、近くに重い物を引きずった跡のような物があってそれを辿っていこうとした最中に通信を受けた次第です。
それからこの生体ポット…少し前の事件でよく似たものを見た覚えがあるんです』
『私もな…』
『人造魔導師の素体培養基…あくまでこれは推測なんですが、あの子は人造魔導師の素体候補として作り出されたのではないかと…』
それを聞いていた俺達は、
「人造魔導師って…」
「優秀な遺伝子を使って人工的に生み出した子供に、投薬とか機械部品を埋め込んで後天的に強力な魔力や能力を持たせる…それが人造魔導師」
「倫理的な問題はもちろん…今の技術じゃ色々と無理な問題が生じてくる。
コストも合わないからよっぽどどうかしている連中でもない限り手を出したりしない技術なんだけど…」
「ひどいですね…」
「人をなんだと思っているのか…」
この話を聞いてエリオが少し微妙な顔をする。
前に話してくれた話を思い出しているのだろう。
だから、
「エリオ……」
「大丈夫です、兄さん」
それでエリオは元気を取り戻す。
そんな時にキャロのデバイス、ケリュケイオンが反応を示し、
【動体反応確認。ガジェットドローンです】
「来ます! 小型ガジェット六機!」
それで俺達は構える
◇
ガジェットを殺ったあと、ギンガさんと合流し広い場所にでた
「レリックありました!」
キャロがレリックを見つけた
「誰だ?」
俺達の方に誰かが歩いてきた。だが、俺はそいつを知っていた
「な、なんで……」
「お兄ちゃん?」
「な、なんで、お前がいる!アリサ!」
そう、今はグレモリー城にいるはずのアリサ・イニーチナ・アミエーラが歩いてきていたのだ
「アリサって誰?私はアリア、アリア・イニーチナ・アミエーラ。オオグルマ先生のためにレリックを取りにきた」
アリサじゃあ無い?記憶を消されてる?いや、もしかしてクローン?クローンなら更に許せねぇ!アリサが使えないからってクローンを自分の道具にしようとしているのか!
「今ならまだ、間に合う!オオグルマから縁を切れ!」
「ダメ、わたしはあなたを知らない、レリックを渡して」
ち、ダメか。助けられないのか?
「無理だ、レリックは危険だ、それをあのクソには渡すことはできない!」
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