8ヤマトと高町なのはの過去…
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「みんなはまだ原石のようなものなんだよ? 磨けば光る。
エリオはスピード、キャロは優しい支援魔法、スバルはクロスレンジの爆発力、ヤマトは戦闘経験の的確な判断力…
4人を指揮するティアナは射撃と幻術でみんなを守って知恵と勇気でどんな状況でも切り抜ける。
そんなチームが理想系でゆっくりだけどその形に近づいていっている」
耳を凝らしてよく聞いてみるとなのはさんはあたし達の事をどこまでも考えてくれている。
嬉しくなってくる。
「でもティアナも考えとしては間違いではないんだよ」
なのはさんはクロスミラージュを持つと、
「システムリミッター、テストモードリリース」
そう言ってティアにクロスミラージュを渡して「モード2」って言ってみてといった。
そしてティアが命令するとクロスミラージュがダガー形態に形をとった。
「ティアナは執務官志望だから、ここを出て執務官を目指すようになったらどうしても個人戦が多くなるし、将来を考えて用意はしていたんだよ」
それでなのはさんの気持ちに気づかされてティアは涙を流して何度も「ごめんなさい…」と言って謝っていた。
あたし達はその場から離れた
そして翌朝、
フォワードの皆とフェイトさんと集まって、話をしながら訓練場まで向かう。
そこでフェイトさんが語る。
「技術が優れてて華麗に戦える魔導師をエースって呼ぶの。
その他にも優秀な魔導師を表す呼び名があるって知ってる?」
それであたし達はなんだろうと頭をひねる。
でもすぐにフェイトさんが、
「その人がいたら困難な状況も打破できて、どんな厳しい状況でも突破できる…そういう信頼を持って呼ばれる名前、ストライカー…」
ストライカー、か…。
あたし達も将来そんな魔導師になれるかな?
「なのは、練を始めてすぐの頃から言っていたんだよ?
うちの五人は優秀なストライカーになれるはずだって…。
だからうんと厳しく、そして大切に丁寧に育てるんだって豪語していた…。
だからそんな二人の気持ちに応えられるように、みんな頑張っていこうね?」
「「「「「はい!」」」」」
なのはさん達がそんな事を思っていたんだ。
だったらなのはさん達の目指すストライカー。
必ずなってやろう。
あたし達はそう思った。
そしてなのはさん達のところに到着して、
「それじゃ朝練頑張ろうか!」
なのはさんの一言であたし達は元気に返事を返すのだった。
続く
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