暁 〜小説投稿サイト〜
リリカルアドベンチャーGT〜奇跡と優しさの軌跡〜
第九十九話 力を求めて
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フェイト『これでもう大丈夫だね』

一輝『やれやれ、この程度ならわざわざ俺が出ることもなかったな』

遼『はは、さて…これで全て終わってくれれば…』

選ばれし子供とデジモン達の間に安心感のような空気が流れた。

ピエモン[ふ、ふふふ…まだ…終わっていませんよ…]

ピエモンの声を聞き、バッと振り向く一同。

ピノッキモン[まさか僕達が此処まで追い詰められるなんて…君達を少し甘く見てたよ…]

メタルシードラモン[ムゲンドラモンが倒されたのは予想外だったがな…]

マグナモンのエクストリーム・ジハードを受けた為に傷を負っているが、まだ余力を残しているピエモン達。
しかし余力を残しているのはこちらも同じ。

ルカ『あなた達は馬鹿ですか?こちらは殆ど無傷なのにも関わらず、あなた方は一体欠けた。どちらが有利かなんて一目瞭然だと思いますが?』

ルカの正論にダークマスターズは歯ぎしりする。
再び戦いが始まろうとした瞬間、地響きが起こる。

全員【!!?】

大輔達が目を見開くと、地割れが発生し、地面が何処かに吸い込まれていく。

はやて『何やの!!?』

すずか『あの山に吸い込まれていく…』

遼『スパイラルマウンテンだ。やばいな、巻き込まれると面倒だ。』

大輔『退避だ!!』

巻き込まれる前にこの場を離脱する大輔達。






























離脱し、ピラミッドに戻った大輔達は息をつくと、椅子に座った。

ナノモン[どうだった?]

大輔「正直に言わせて貰えばキメラモンカオス…現実世界で戦った究極体よりは弱い。けど…」

[けど?]

大輔「少し鍛えてみようと思うんだ。選ばれし子供達は全員集まったし。そろそろ全員を鍛えておく必要がある。いずれ何かあるか分かんねえしよ…余裕があるうちにしておきたい…少なくても完全体で究極体とやり合えるくらいには…」

一輝「まあティアナのチビに至っては完全体以前の問題だしな」

ティアナ「うっ…」

はやて「そやった。ティアナちゃん、超進化はまだ出来ないんやったな」

賢「ああ、戦闘慣れもまるでしていない。実戦経験はヴァンデモン戦とキメラモンカオス戦だけ…ギンガより少ないから殆どないに等しいね」

ティアナ「あうう…」

ティアナ・ランスター、周りの声に撃沈。

ルカ「大丈夫ですよティアナ。君より年下のスバルやアリシアだって出来たんですから、君にも出来ます。絶対にね」

ティアナ「うん…」

ルカ「大輔さん、ティアナの特訓ですが、僕が付きっ切りでやりたいんですが、いいでしょうか?」

大輔「ああ、目茶苦茶強
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