6ホテル攻防戦なの!
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」
ヤマトの通信の声と共に何度もレーザーが流星のようにガジェッドに降り注いできてすべてを正確に射抜いていく。
よく見ると複数のオートスフィアみたいのからの狙撃だ。
そして最後の一機を貫くと、
『ヴィータ副隊長、後はお願いします。ドラグーンで周辺の調査をするので』
「あぁ」
『それとティアナ。後で二人でお話だからな?』
「…はい…」
それでヤマトとの通信は切れた。
「…それよりティアナ。
今回はヤマトに救われたからよかったが、今のは直撃コースだった。
そこんところ分かってんのか!?」
「あ、あの…ヴィータ副隊長、今のも作戦で…」
「あんなのが作戦であってたまるか! もういい。お前らは二人とも後ろに下がってろ!」
ヴィータ副隊長にそう言われてしまいあたし達は後ろに下がる事になってしまった。
それから裏手の警備に入るとエリオ達に告げてあたしは一人裏へと回っていった。
だけどスバルがついてきて、
「ティア。終わったみたいだから戻ろう…」
「あたしはここを警備しているわ。あんただけで戻りなさい…」
「で、でもティア。ティアは悪くないよ。だから…」
「うるさい! さっさといけって言ってんのよ!」
「………ごめんね、ティア。また後で………」
それでシュンとしながらスバルはその場を離れていった。
…バカだ、あたし。
心配してくれる相棒にもこんな言葉を言っちゃって。
本当ならあたしは謝るべきなのに…。
あたしが証明したいはずの兄さんの、ランスターの銃の事も証明したかっただけなのに…!
それで思わず壁に寄りかかり、
「……あたしは……あたしは……」
悔し涙をいくつも流してしまっていた…。
◇ヤマト
…オークションが終了し、色々な報告が行われている最中。
ティアナはやはり暗い表情のままだった。
あれはいけない。
「報告は以上かな?
現場検証は調査班がやってくれるけどみんなも報告してあげてね。
しばらく待機して何もないようなら撤収だよ」
「「「「はい」」」」
俺達はなのはさんの言葉に返事を返すがティアナだけは返事がない。
それでなのはさんはティアナと少しお話をしようと言って二人で歩いて行った。
俺も行こうと思ったが、今はなのはさんに任せてみよう。
それからしばらくしてなのはさんは戻ってきた。
「…なのはさん。ティアナはどうでした?」
「うん。もう無茶はしないって約束はしてくれたよ」
なのはさんはそう言って笑うけど、きっとティアナは納得はしていない。
なにか思いつめているものがあるのだろう。
前に俺とキャロが兄妹なのかって話の時に少し暗い顔をしていたからもしかしたらそれに関係があるのかもしれ
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