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ヴォルデモート卿の相棒
クィディッチ
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ィー?」
「そう、あの犬の名前だ。俺がダンブルドアに貸したんだ。守るため……」
「何を?」ハリーが身を乗り出して聞く。

「もう、これ以上聞かんでくれ。重大秘密なんだ、これは」

ハグリッドがぶっきらぼうに言うがハリーは引き下がらない。

「だけど、スネイプが盗もうとしたんだよ」
「スネイプはホグワーツの教師だ。そんなことするわけなかろう」
「ならどうしてハリーを殺そうとしたの!?」
「生徒を手にかけようとした時点で、あいつはもう教師じゃねぇよ」

先ほどの出来事によりハーマイオニーは考えを変えたようだ。無関心だったクレスも表情に怒りを滲ませている。

「ハグリッド。私、呪いをかけているかどうか、一目でわかるわ。たくさん本で読んだから。じーっと目を逸らさずに見続けるの。スネイプは瞬き一つしなかったわ。この目で見たんだから!」
「どわな呪文かは知らんが、奴は間違いなく何かを唱えていた。俺が見間違うはずがねぇ」
「お前さんたちは間違っとる! 俺が断言する!」

ハグリッドも一切譲らない。

「ハリーの箒がなんであんな動きをしたか、俺にはわからん。だがスネイプは生徒を殺そうとしたりはせん。4人ともよく聞け。お前さんたちは関係ないことに首を突っ込んどる。危険だ。あの犬のことも、犬が守ってる物のことも忘れるんだ。あれはダンブルドアとニコラス・フラメルの……」
「あっ!」ハリーはすかさず突っ込んだ。

「ニコラス・フラメルっていう人が関係してるんだね?」

ハグリッドは口が滑った自分に強烈に腹を立てているようだった。


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