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チート戦艦の非常識な鎮守府生活
17.大改装
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う、つまり改二だ。作り直したほうが早いなら作り直そうじゃ無いか。更により強力に。
性能はこれまでのとは比べ物にならない。火力だけなら航空戦闘艦の戦艦クラスに匹敵する。
主砲はこれまでの三倍以上、副砲は主砲であった150cm四連装砲。
船体は要塞の如く硬くなり、そっとやちょっとで傷は負わない。CICが実装され、中央演算処理装置が改修され、スーパーコンピューターに変わる。最新鋭の。そして対空砲の30mm機関連装砲は殆どが壊滅した為45mm対空機関連装砲に変えた。ミサイルは4500基に増加させ、艦載機も増量した。
今までも十分すぎるほどチートであったが、本来のアメストリア型戦艦一番艦アメストリアでは無かった。真のアメストリアは改ニからだ。しかし妖精さんは波動砲?とかいう砲を作ろうとしていたのだが、消費エネルギーや砲塔の大きさを、考えると転覆するため、すぐに辞めさせた。お前たちは何と戦おうとしているのだ...
「........ぅ...ゲホッ...カ、イク...ル...?」
「そうだ。姉さん...良かった...生き、てた...な......」
視界が歪んで行く。あぁ...初めて泣いてしまったな...でも、本当に心配してしまったんだっ!
「すまない........心配を掛けてしまったか...」
「あぁ...グスッ......そ、うだぞ...死んで...しまったか、とっ!...うぅ.......」
抱きつく。本当に、本当に良かった。私達のように沈んで欲しくないのだっ!

ーーーーーーーーーーーーアメストリアsideーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
アメストリアこと私だ。
大破して気絶したんだが、妹達の努力によって何とかなったみたいで現在カイクル抱き着かれている。泣かせてしまったな...''彼女''によると泣いたのは初めてらしい。
後で何でも聞いてあげようか。リバンデヒは...却下だな。色々と初めてを奪われ兼ねない。
にしても痛い。ズキズキと突き刺すような痛みがあるが、身体は不思議と暖かく、修理されていると思われる。
「カイクル...私の船体は如何なった?沈んだ、か?」

「いや...グスッ........大丈夫だ。現在最優先でかい...修理中だ。」
「そうか、あの、起き上がれないから手を貸してくれないか?」
「...あぁ。分かった」
そう、カタパルトがやられているせいで、右足が折れているのだ。処置がされているのは先程目に入ったが、カタパルトが修理されない限り自己回復は無い。
カイクルに肩を貸して貰い、何とか立ち上がる。少しフラッとしたが、カイクルに支えてもらい、倒れるのは何とか回避。腕は全て包帯に包まれ、所々赤く染まっており、巫女服も真っ赤に染まっている。私の事だが、何とも痛々しい。ん?頭にも巻いてある...うわぁ
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