暁 〜小説投稿サイト〜
チート戦艦の非常識な鎮守府生活
15.潜入
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だ凄くないぞ?
主砲を見てから驚け。まぁ、気分は良い。''彼女''の。
「リバンデヒ、砲撃中止。曳航に入る」
『了解したわ。んー!スッキリした!』
リバンデヒ、トリガーハッピーだったか...?
兎に角、艦娘達を案内して行く。第一艦橋に来たがった艦娘もいたが、第一級の機密もあるため断り、船室の一つを貸した。医療妖精を呼んでおき、処置と入渠の用意はしてある。
「こんな巨大な船体がこんな速度を...?」
いや、残念ながら事実です。しかし旋回に難がある...だ、か、ら、ちょっとした対策をした。
第一艦橋に転移し、妖精さんに指示を飛ばす。
「艦首右舷錨降ろせー!機密最大!舵左舷いっぱ〜い!タンク注水!バランスを取れ!姿勢制御装置起動!」
船体が物凄い速度で前進し、錨に引っ張られ、コンパスのように海上を滑る。遠心力が働くが、それ如きで戦闘を中断されたら最凶の戦艦の名が廃る。根性で耐えた。
十枚刃のスクリューが五つ超高速で周り大量の海水をかき混ぜ、180度回頭したのだ。
あり得ない光景が広がった事だろう。
ドックに留まっている船室を確認。曳航する為にワイヤーを大量に撃ち込み、引っ張る。副機も回し、高速で離脱して行く。リバンデヒ、カイクルの二隻が私の船体に引っ張られている五つの船体を守るように接近し、三角形型の布陣が出来上がる。
勿論レーダーの感度を最大まで上げ、アクティブソナーも打って行く。
「妖精さん、工作妖精を集めて船室にいる艦娘の服を作っておいてくれないか?」
''了解しました!''

さて私は妖精さんに航行を任せ、医務室に居る。
大和が寝かされているからだ。未だに意識を取り戻さず、ベットに横たわったままだ。
格納式の椅子を出して腰掛ける。
大和、か...大日本帝国海軍がほこる世界最大最強の秘匿兵器。全長263mを誇り、その大和砲こと46cm三連装砲の圧倒的な火力を持っていた。確か知識にあった、大和ミュージアムのいう記念館があり、砲弾や錨が展示されている筈だ。あれ......私は行ったのか...憶えていないな...
「........ぅ................ここ、は......?」
「大丈夫か?」
「......アメストリア、さん?」
「そうだ。ここはアメストリアの医務室だ。保護した」
「そう、ですか...妹達は...」
「大丈夫だ。第一艦隊は全て保護した。」
「...あの、私は......提督に...」
「言わなくて良い。何があったかは察している。一部のみしか知らない。」
「ありがとうございます...」
「いや、良い。まずは休んでくれ」
「ごめんなさい。大丈夫です」
「そうか。『リバンデヒ、対潜は?』」
『何も無いわ。何も。船舶一つも居ないわ』
つまり安全か...11:50。丁度憲兵隊
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