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チート戦艦の非常識な鎮守府生活
11.MINAGOROSE☆
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『どうした?』
「憲兵隊と思われる部隊と交戦中。速やかに海域を離脱しろ。今すぐにだ!」
『で、でも...お姉ちゃんが...』
「気にしなくていい!すぐに離れろ!』
そう言って私はインカムを捨てる。
そして愛銃二丁のツマミを上にあげ、フルオートで銃弾を浴びせてゆく。そしてマガジンを抜き、すぐにリロード。再び発砲しながら敵に突っ込む。肩に掠ったが、気にしない。
そしてすぐに廊下を走る。機関室に急がなければ!転移すると一瞬攻撃が出来ないからその間に撃たれる。
「仕方無い!起爆しろ!」







え?
起爆........?
そう思った途端、胸の奥に激痛が走り、まるで心臓を握り潰されたような痛みに襲われる。
ウゲェ...えげつない...機関室を爆破しやがった。主機は生きているが、副機の幾つかが爆発。
エネルギー伝達に乱れが生じる。
思わず銃を二丁とも落とし、大量の血液を吐血する。
艦娘とて、受肉を受けている以上、身体を持ち、内臓を持ち、血液が流れている。
だから撃たれれば出血するし、殴られれば吐血する。
しかも船体のダメージとリンクしている。
戦艦の心臓部である機関室が爆破された。つまり艦娘の心臓が攻撃に晒されたのだ。
従って倒れこみ道着の裾を思い切り掴みうずくまる。
妖精さんが動いてくれているのか、修理は開始されているが、艦娘まで修理されないので、このままだ。
さっきの憲兵隊に追いつかれ、拘束される。ちょっとキツくない...?食い込んでいるんだけど..
手首を別のワイヤーで縛られ、無理やり立たされる。そのせいで更に吐血するが、憲兵隊が気に入らなかったらしく、蹴り飛ばされた。痛い...
気力を振り絞りカタパルトからF-105を発艦させ、ブラックホークのローターが回転を開始。十秒で浮上する。このブラックホーク。機動性が狂っているのだ。ローターを中心に機体が回転し、宙返り、横回転、急降下、75度上昇など、アクロバティックな飛行をしてくれる。
すぐに高度を上げ、後部甲板にいた憲兵隊にM345多銃身回転式機関砲が40mm弾を大量に吐き出し、元人間に変えてゆく。掃除...私がするんだけどな...妖精さん荒ぶりすぎ...
そんな間にも私は立たされ、連行される。ちょ...こんなんでも一応艦娘何だからちゃんとした扱いを...
歩かされると第四会議室という場所に連れて行かれ、突き飛ばされる。
そこは窓が壁の一面を全て占め、開放感のある会議室で、交渉していたと思われる提督がいた。
私を見て唖然としているが...あ、私大量に吐血していたな。失礼。
「...クックックッ...君の部下は随分と暴れるようだ」
「アメストリア.......?残念ながらその原因はあなた方上層部です。はやくまともな憲兵隊を送るか僕達に制
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