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チート戦艦の非常識な鎮守府生活
11.MINAGOROSE☆
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0kgの鋼鉄の矢が飛んで行き、防衛システムの兵器群をピンポイントで破壊してゆく。
そしてレーダーが戦闘機部隊を捕らえたのが先か、一斉に機関連装砲が火を噴き、カーテンにも見える超濃密は紙飛行機でさえ入れない弾幕が張られてゆく。
そして蚊のように落ちてゆく。私はそれに目もくれず主砲を回転させ、ドックの機能を停止させる。二十門の巨砲が業火を吐き出し、鉄の塊が回転しながら目標にあたり、粉砕する。
『お姉ちゃん!前方に海防艦!回避して!』
「知らん。」
少し揺れ、何かが避ける音がする。私の艦首か海防艦か。
海防艦は真っ二つに引き裂かれ、底に沈んでゆく。
切断では無く引き裂いたのだ。リバンデヒが唖然としていたが気にしない。
46cm三連装砲や30cm、20cm連装砲が忙しなく砲弾を撃ち出し、まるで的を撃つシューテングゲームのように目標である兵器やレーダーを破壊。艦娘は機関を20cmや30cm連装砲で破壊して航行不能にする。
「三番砲塔に結界式散乱弾装填!四番、五番砲塔に通常弾!てぇー!」
そして自動的に私が指示をせずとも前方甲板や後方、側面の甲板からシースパローが放たれ、装填され、放たれる。一気に2500発以上のシースパローが飛び立つのは中々の壮観だ。
30mm機関連装砲の殆どが沈黙し、今では両手で数えられる数しか稼動していない。
いないからだ。

「全艦戦闘停止!」
私の一声でピタリと三隻の武装が停止し、元の位置に戻ってゆく。
「主砲、榴弾式結界弾装填。大本営に向け。機関停止」
『『機関停止。第一警戒』』
「了解。提督、道が出来たぞ」
あたり一面から炎が上がり、重油が漏れ出し引火。海までもが火の海になっているが、大本営までの一本道のみ何もない。これを狙っていたが。
そして10ノットに減速し、
「結界停止」
『『...停止』』
若干間があったが、何の意味があるか分からないからだろう。それで良い。
迅速な動きが出来ないから、という理由だが、言わなくても良いだろう。
「では行ってくる。二人共、護りは任せた」
艦首をコンクリートの桟橋に突き刺し、無理やり停止。
同時に錨を全て投錨。これ位しないと流される危険性があるからだ。巻き込まれてリバンデヒやカイクルが航行不能になったら目も当てられないからだ。
タラップを降ろし、堂々と提督が降りてゆく。私も後ろから先程の武装のまま付いてゆく。
少し保険を掛けておこうか。
私の意思で格納庫から機体を引っ張り出し、昇降版が上昇。本来はカタパルトなど必要ない垂直離着陸機搭載の戦闘機をセット。一応黒い鉄の鳥ことブラックホークも発艦態勢に移行。
ローターが回れるように。
大本営だがレンガ造りのどデカイビルだった。
無論警備兵が止めてくるが、撃ってきた場合のみ発砲している。
しか
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