4話 孤独な行動 孤独な数字
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目をしていた。
「──あっ…」
つい足取りが不安定になり倒れそうになる。
「おいおい、さっきまでの威勢はどうした? それにこっちは来いとはいったが、逃げていいなんて言ったつもりはねえよ」
そう言いながら、大河に近づく。
だが、今、自分がこんな事で退いてしまっていいのか?もし今、逃げ出してしまったらあの子はどうなる。大河は一瞬でもネガティブになって自分に喝を入れるとてに持っていた竹刀を青年に向ける
「冬木の虎を舐めるんじゃないわよ!!」
大河は掛け声を上げると竹刀を振り上げ、足に力を入れて踏み込もうとしたが
「はい」
「へっ…?」
何と、吉良が指を鳴らす。すると竹刀をバラバラに砕けたのだ。
「わ、私の虎竹刀が、こ、こなごな…」
バラバラになった己の愛刀を見て言葉を失う大河に吉良はため息をついていた。
「残念……そのの間帰れることを放棄し、立ち向かうことはいいことだが……勝つ算段もないままくるとは、そういうのを蛮勇と言うんだぞ。」
そのまま大河は何故か中に浮き何かに首を締められていた。
(…死ぬの?私 ….)
意識が遠くなる、もう駄目だ、大河が意識がなくなる瞬間、上から何か降ってきた
途端に大河を押さえつけていた力はなくなるが、大河はそのまま倒れこむ
「え?…あ」
すると目の前に赤い外套の格好をした男が殺人鬼を阻むように現れた。そして大河はそのまま意識を失った。
○○
間桐邸で蒋都は雁夜から一通りの事情を聴いた、そして俺も言った
お前を助けると、最初は関わるなと一蹴されたが、何とか分からせた。
そして今は作戦を立ててる所だった。
「それで、これからどうするんだ まだ誰も行動を起こしてないが此方から動くか?」
すると雁夜は否定した。
「いや、今は動かずに他の連中が動き出すまで待っていた方がいい、それまで俺が虫を使って偵察に行かせるから」
「あれっ? 虫って雁夜 臓硯は死んだから虫は居なくなったんじゃ…」
「あぁ 虫は本来臓硯が居なくなれば使えなくなるけど、バーサーカーのおかげで何とか使えるようになってる」
「へ〜 そうなのか それなっ……──どうした雁夜 険しい表情して」
「…湾岸地区倉庫でサーヴァントの気配が出ている 誘っているな」
「どうする?」
「そりゃ行くに決まってる 蒋都はどうする?」
「悪りい 俺は今から用事があるから、雁夜に任せるけど大丈夫か?」
「大丈夫に決まってんだろう」
二人は話し合うとそのまま別々に行動して行った。
冬木市湾岸地区倉庫
そこに二人のサーヴァントが今まさに
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